「ただ走るだけ」と思われがちなランニング。
- ツラそう……
- 退屈そう……
と不安に感じてしまい、挑戦をためらわれる方も多いのでは?
しかし安心してください。
実は、ランニングにはたくさんの「楽しみ方」が存在するんです!
- 音楽を聴く
- オーディオブックを聴く
- 四季を味わう
- ファッションを楽しむ
- 瞑想する
- 仲間と一緒に走る
- SNSで交流する
- 旅ランに出かける
- マラソン大会に参加する
自身ラン歴10年の市民ランナーです。
自らの経験をもとに、おすすめのノウハウを紹介。
記事の内容を実践すれば、誰でも簡単にランニングが楽しめます。
初心者にはもちろん、「走りがマンネリ化してきた……」と悩むランナーにも有効な内容です。
どれかひとつでも気に入った方法があれば、ぜひ試してみてください。
音楽を聴く
はじめに紹介する方法が、ランニングと音楽の組み合わせ。
好きな音楽を聴くことで、飽きずにランニングが楽しめます。
楽曲に集中するうちに、「気づけば時間が経っていた」ということもよくある話。
長時間のランが苦手な方にも、おすすめのテクニックです。
ランの効果も高まる
音楽はランニングの効果を高めることにも貢献します。
やり方はシンプルです。
「走る目的に近いイメージの曲」を聴いて走ってみましょう。
- ストレス解消=ジョギング×気分が落ち着く曲
- トレーニング=ランニング×テンションの上がる曲
走る目的と曲のイメージが一致することで、より一層リラックス効果を得たり、アグレッシブに走れたりが可能。
ランのメリットを引き出すための、有効な手段になります。
『Amazon Music Prime』などの音楽配信サービスを利用して、目的別にプレイリストを作っておくと便利です。
音楽配信サービスにはどんな種類があるの?
といった疑問については、「音楽アプリのおすすめ5選」の記事で詳しく解説しています。
よければ参考にしてみてください。
ワイヤレス型イヤホンが正解
音楽を聴いて走る場合、イヤホンの存在が欠かせません。
イヤホンはワイヤレス(無線)型を選ぶのが正解です。
メリットを以下にまとめました。
- 腕振りしやすい(コードが邪魔にならず、自然な腕振りが可能)
- 耳から外れにくい(コードが引っかからない)
- 手軽に使える(1.コードをほどく、2.本体にイヤホンを差す、2つの動作をカット)
- 片付けがラク(コードをまとめる必要がない)
- 持ち運びしやすい(コンパクトに収納可)
ランニング中、ストレスなく音楽を楽しみたい方は、必ずワイヤレスイヤホンを用意しておきましょう。
とは言え、防水性やバッテリー性能など、イヤホン選びのポイントはほかにもあります。
別の記事で「ランニング用イヤホンのおすすめ」の具体例を紹介しています。
イヤホン選びに迷われた方は、ぜひチェックしてみてください。
オーディオブックを聴く
耳を使った楽しみ方に、読書が含まれるのをご存知ですか?
具体的にはオーディオブックのサービスを使って、走りながら本の朗読が楽しめます。
読書好きな方には、とくにおすすめの方法です。
実際にオーディオブックを使用したメリットや、イチオシのサービスについて説明します。
読書の時間を効率化できる
オーディオブックを使い、読書の時間を効率化できます。
たとえば一冊の本を読み終えるのに、数時間かかるケースはざらです。
仕事や家事、育児をしながらランニングをおこなう場合、さらに読書の時間を捻出するのは難しい作業のはず。
そんなときオーディオブックを活用すれば、ランと読書が一度に楽しめます。
読書家の方であれば、積読(つんどく)※の防止が期待できるわけです。
積読※
手に入れた本を「読まずにただ積み重ねている状態」を指す言葉
『Audible(オーディブル)』がおすすめ
オーディオブックを選ぶ際、おすすめしたいサービスがあります。
ズバリ、Amazonが手がける『Audible(オーディブル)』です。
Audibleの特徴は以下のとおり。
- 月額1,500円で聴き放題(いつでも退会可)
- 12万以上の作品が対象
- ダウンロードすればオフライン再生にも対応
- プロの声優や俳優の朗読も楽しめる
- Audibleでしか聴けない本またはポッドキャストも多数
参考:Audible(オーディブル)会員登録|Amazon.co.jp
30日間の無料体験が付いているので、ノーリスクで試せるのも嬉しいポイントです。
実際に「Audibleを使用した感想」について、詳しくまとめた記事を用意しています。
オーディオブックに興味をもった方は、よければ覗いてみてください。
四季を味わう
ランニングを始めると、外に出る機会が増えます。
せっかくなので、四季を存分に味ってみてはいかがでしょう。
季節ごとの楽しみ方の例を紹介します。
春|花見
春といえば桜の季節。
公園などで、花見をしながらランニングを楽しみましょう。
夜桜を見るために、夜ラン(夜に走ること)を始めてみるのも一つの手です。
その際、安全に走るには反射材やライトなどのギアが必要。
服装を揃えるには、下記の記事が役に立ちます。
装備に漏れがないか、事前にチェックしておきましょう。
夏|涼を楽しむ
夏にピッタリなのが、海や川、湖の近くでのランニング。
涼しい気分が味わえ、練習もはかどります。
またこの時期は、走り終えたあとのアイスやかき氷、キンキンに冷えたコーラの美味しさが格別。
暑い季節だからこそ、「涼」を楽しみながらランニングをおこなってみましょう。
トレーニング後に、アイシング※を兼ねて水遊びを楽しむのもありですね。
アイシング※
応急処置にも用いられる治療法の一種
患部(ランナーなら主に脚部)を冷やすことで炎症を和らげ、疲労回復を促します
秋|紅葉狩り
秋には紅葉狩りがおすすめ。
黄色やオレンジ、真っ赤に色づいた葉っぱを見ながらのランニングは、一言で飽きません。
ふかふかな落ち葉の上を走れるのも、秋限定の魅力です。
いつもと違う着地の感覚が楽しめます。
少し肌寒くなってくるこの季節。
走り終えてからの風呂や温泉の楽しみも増えますね。
冬|イルミネーション&雪道ラン
冬のイチオシは、クリスマス用に彩られたイルミネーションを見ながらのラン。
それに合わせて、冬ソングを聴いて走るのも気分が上がります。
また降雪地であれば、「雪道を走る」楽しみ方も存在。
自身、防水&防寒に優れたシューズを履いてランニングを満喫しています。
雪国に住む経験を活かし、「冬のランニングの服装」について詳しくまとめました。
寒さや雪への対策に興味のある方は、以下の記事を参考にしてみてください。
ファッションを楽しむ
ランニングには、ファッションを楽しむ方法もあります。
お気に入りのウェアを着て、気持ちよく汗を流しましょう。
とは言えランニングをする場合、機能性を考慮したコーディネートが不可欠です。
デザイン性&機能に優れた、おすすめのアイテムを2つ紹介します。
年中着られるウィンドブレーカーが便利
手持ちのウェアのなかに、ウィンドブレーカーがあると便利です。
ウィンドブレーカーのメリットをまとめました。
- 年中着られる(秋冬はもちろん、春夏の肌寒い日にも出番あり)
- 十分な寒さ対策(冷気の侵入を防ぎ、小雨もしのげる)
- 軽量(走りやすい)
- 目を引くカラーリングの商品が多い(夜ランの安全確保に役立つ)
スポーツミックスの街着コーデに取り入れやすい、汎用性の高さも魅力です。
オシャレと実用性、両方押さえたいランナーはぜひゲットしておきましょう。
シールドやGORE-TEXのシューズで雨の日も快適
「オシャレは足元から」という言葉を耳にしたことはありませんか?
いくらウェアに気を使っても、シューズが格好悪ければ、服装全体にマイナスな印象を与えてしまいます。
とくに雨の日の靴選びには注意が必要。
気に入ったシューズを保護したい気持ちから、使い古したモデルを履いてしまうケースは多いです。
そこでおすすめなのが全天候型のシューズ。
たとえばナイキ独自のはっ水加工素材を用いた『ペガサスシールド』や、GORE-TEX搭載シューズであれば、悪天気でもオシャレにランが楽しめます。
通常のランニングシューズに比べ、値は張るものの、用意しておくと重宝します。
瞑想する
ランニングの楽しみ方のひとつに瞑想(めいそう)があります。
- 走ることがなぜ瞑想に繋がるのか?
- 瞑想によって、どんなメリットが得られるのか?
実体験をもとに説明します。
走ると頭の中がクリアになる
試してみると分かるのですが、ランニングと思考を両立させるのは難しいです。
- 呼吸の負荷が増す(考える余裕がなくなる)
- 周囲に対する安全確認が必要(考えに集中しにくい)
といった点が理由に挙げられます。
そのため強制的に考えごとから解放されるため、頭の中をクリアな状態(瞑想時に近い状態)にリセットできるわけです。
ストレス解消&気分転換に有効
瞑想によって自分が感じたメリットは以下のとおりです。
- ストレス解消(小さなストレスに対し、どうでもいい気分になれた)
- 気分転換(アイデア出しに行き詰まった際、新たに考える作業に没頭できた)
音楽を聴いて走っても、リフレッシュは可能です。
しかしワンパターンではいずれ飽きが生じてしまいます。
「ただ走るだけ」の選択をあえて取り入れることで、手段のマンネリ化を防げます。
仲間と一緒に走る
ランニングには、自分ひとりで気軽におこなえる長所があります。
しかし誰かを誘って、一緒に走るのも全然OK。
家族や友人、恋人、職場の同僚など、身近な人を積極的にランニングに誘ってみましょう。
会話して走る3つのメリット
誰かと一緒に走るときは会話を楽しみましょう。
喋りながら走ることで、3つのメリットが得られます。
- 時間の経過が早く感じる(長時間のランニングに有効)
- 相手との仲が深まる(会話にだけ集中しやすい)
- 最適なペースで走れる(「会話しながら走れる」=「無理のないペース」)
ランニング仲間がすぐに見つからない場合は、このあと紹介する方法を参考にしてみてください。
ランニングチームに参加しよう
住んでいる地域にランニングチーム(クラブ)があれば、練習に参加させてもらいましょう。
走ることに興味のある人だけが集まっているので、「ランニング仲間」が見つかりやすいです。
また多種多様なランナーと交流できます。
- なにをモチベーションに取り組んでいるのか?
- 普段どのくらい走っているのか?
- どんなランニンググッズを使っているのか?
といった、ランニングに関するさまざまな情報交換が可能です。
自分とランニングチームの相性を判断するうえで
- 活動内容(目的、練習頻度)
- メンバー構成(全体人数、男女比)
などを聞いて見るといいでしょう。
気の合う仲間を見つけて、ランニング生活をより充実させていきましょう。
SNSで交流する
ランニングの楽しみ方にSNSでの交流も挙げられます。
- 身近に一緒に走れる仲間がいない
- ランニングチームも存在しない
という状況でもご安心を。
「Instagram(インスタグラム)」などのアプリを活用して、遠く離れたランナー同士、気軽にコミュニケーションが取れます。
SNSを駆使して、いろいろな地域のランナーと交流を楽しんじゃいましょう。
Instagramは情報収集にも活躍
さきほど紹介したInstagram(インスタグラム)、情報収集のツールとしても活躍します。
Instagramは、写真や画像といったビジュアル要素に長けたSNSです。
投稿された内容にはオシャレなものが多く、服装のコーディネートのヒントが得られます。
自分はウェアとシューズの色の組み合わせを参考にしています。
コミュニケーション以外に、情報を入手する手段としても役立つアプリです。
ぜひ活用していきましょう。
旅ランに出かける
旅行や観光が好きな方に推奨したいのが、旅ランです。
旅ランとは、旅先(観光地など)でランニングすることを意味します。
旅ランのメリットと、おすすめの楽しみ方の例を紹介します。
「旅行×ラン」の4つのメリット
旅行とランニングを組み合わせるメリットは4つあります。
- 観光で回れる場所が増える(徒歩より行動範囲が広がる)
- 街の雰囲気、空気感を肌で感じられる(車の移動に比べ、街との距離感が近づく)
- ご当地グルメをたくさん食べられる(適度に走るとお腹が減る)
- 温泉に入れる(日頃の練習の疲れを癒せる)
それぞれ単体でも楽しめますが、合体することで相乗効果が期待できますよ。
朝ランでギャップを楽しもう
旅行の際、散策に出かける時間帯は日中が多いと思います。
ですが、ひと気の少ない早朝を狙って朝ランをするのもおすすめ。
観光客で賑わう土地であれば、昼とは違った「静かな雰囲気(つまりギャップ)」が楽しめます。
同じ観光地で二度も新鮮な気分が味わえるため、得した気分になります。
朝ランそのものにも多くの利点が存在するので、興味のある方は「朝ランのメリット」の記事を確認してみてください。
マラソン大会に参加する
ランニングに慣れてきた方におすすめなのが、マラソン大会への出場。
マラソンと聞いて「ハードルが高すぎる!」と感じてしまった方は安心してください。
大会によってさまざまな種目(距離)が用意されているので、自分のレベルに合わせて誰でもレースが楽しめます。
大会ならではの魅力と、充実感を高めるためのテクニックについて説明していきます。
大会ならではの魅力7選
マラソン大会の魅力を7つ紹介します。
- お祭り気分が味わえる(大会によっては数千〜数万人以上のランナーが集まります)
- レアな道が走れる(例「高速道路」がコースの大会も存在)
- 食を楽しめる(レース後、ご当地グルメを味わえる大会も多い)
- 有名人に会える(ゲストランナーを招待している大会も多数)
- ランニングの成果を試せる(完走証やメダルなどが手に入る)
- 参加賞がもらえる(大会限定のグッズをゲットできる場合も珍しくない)
- 声援がある(地域の方々の応援が嬉しい)
旅ラン感覚でいろいろな大会に参加するのも楽しいですよ。
マラソン大会の魅力をまだ味わっていない方は、ぜひ一度、体験してみてはいかがでしょうか。
少し背伸びしたタイムを設定してみよう
マラソン大会に参加する際、それぞれのランナーが完走や自己ベスト更新などの目標に向かって走ります。
そのとき、少しだけ背伸びしたタイムを狙ってみるのもいいでしょう。
というのも、マラソン大会は集団でのランニングです。
ひとりで走るときに比べ体力を温存できますし、心理的にもラクに走れます。
具体的には、自分と似たペースのランナーを見つけ、追走に集中すればOK。
大会ならではの環境は、ややハードな目標のクリアに向いています。
そのメリットを活かし、大きな充実感を手に入れましょう。
あくまで、達成の可能性を秘めている目標が対象です。
無理のない範囲でタイム設定をおこないましょう。
補足|まずはマイペースで楽しもう
補足として、ランニングを楽しむために必要な「テクニック以外の部分」について一点だけお話します。
結論、マイペースで楽しむことが大切です。
- 何分、あるいは何km走らなければいけない
- 毎日走ったほうがいい
といった思い込みはNG。
その場合どんな方法を用いようと、やがてはランニングがつまらないものに感じてしまいます。
まずは無理のないペースや距離、頻度で取り組む姿勢がなにより大事。
走っていて疲れたら、歩いたりトレーニングを早めに切り上げたりしてもまったく問題ありません。
記事で紹介した内容を活かしつつ、ランニングは「自分のペースで自由に楽しめる」前提を忘れないでおきましょう。
ちなみになにも基準がないことが裏目に出てしまい、どう走っていいのか分からなくなるケースもあります。
「ランニングの基本的なやり方」について解説した記事を用意しているので、初心者ランナーの方はよければ一読してみてください。
まとめ
この記事では、ラン歴10年の経験を活かし「ランニングの楽しみ方」を厳選して9つ紹介。
- 音楽を聴く(長時間のランにおすすめ。音楽アプリとイヤホンが必要)
- オーディオブックを聴く(読書の時間を効率化できる。『Audible』がおすすめ)
- 四季を味わう(桜や紅葉、海やイルミネーションを見ながら走ろう)
- ファッションを楽しむ(ウィンドブレーカーや、ナイキ『ペガサスシールド』などの全天候型シューズがあると便利)
- 瞑想する(ストレス解消&気分転換のために、あえて「ただ走る」選択肢もあり)
- 仲間と一緒に走る(会話しながら走るメリットは多い。ランニングチームへの参加もおすすめ)
- SNSで交流する(いろいろな地域のランナーと交流できる。「Instagram」がおすすめ)
- 旅ランに出かける(旅行とランの相乗効果が期待できる。旅先での朝ランもおすすめ)
- マラソン大会に参加する(大会ならではの魅力が満載。走力に合わせて10km・ハーフ・フルから選択できる)
上記の内容を実践することで、誰でも簡単にランニングが楽しめます。
どれかひとつでも気に入った方法があれば、ぜひ試してみてください。
PS.
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