この記事では、ランナーの方におすすめな骨伝導イヤホン、「Aeropex(エアロペクス)」について紹介していきます。
Aeropexを1年以上使用してきた、自らの経験をもとに詳しくレビューしたいと思います。
お知らせ
2022年3月、Aeropexを手掛けるShokz(ショックス)社から、
新たに「OpenRun(オープンラン)」とよばれる機種が発売されました。

「OpenRun」は、Aeropexに「急速充電機能」を加えたモデルとのこと。
- フル充電にかかる時間が、2時間から1.5時間へと短縮。
- 10分の充電で最大1.5時間の使用が可能
外見や、そのほかの機能(本体重量を含む)に関しては、ほぼそのまま「Aeropex」と同じ仕様でした。(BluetoothがV5.0からV5.1へと変更)
それでいて、お値段なんと16,880円!
従来のAeropex(19,998円)に比べ、約3,000円ほどお得になっていました。
今後はAeropexより、「OpenRun」を選ぶのが絶対におすすめです。
この記事はAeropexをレビューした内容となっています。(※OpenRunに関する情報も追記しています)
とは言え、AeropexとOpenRunのスペックを比べると、“使用感”に関しては、ほぼ同一と考えてよさそうです。
このあと紹介する内容は、「OpenRun」を選ぶ際にも役立つと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
Aeropexの概要

まずは「Aeropex(エアロペクス)」の概要をカンタンに説明します。
Aeropexは、米国の企業「Shokz(ショックス)※1」社が手掛ける、骨伝導イヤホン製品です。
- 「骨伝導とはなんなのか?」
- 「製品スペックはどうなのか?」
について解説していきます。
※1:旧名称「AfterShokz(アフターショックス)」社
骨伝導とは?

最初に「骨伝導とはなんなのか?」という疑問に答えていきます。
骨伝導について端的に伝えると、「骨を振動させて音を伝える技術」のことです。
「骨を振動?身体に悪影響はないの?」
と心配になった方は安心してください。
骨伝導による音の聴き方は、すでに日常生活においておこなわれています。
たとえば、なにか食べるときに聴こえる咀嚼音(そしゃくおん)。
例として、「せんべい」を食べたときには、“ボリボリ”といった音が聴こえると思います。
その正体は「骨導音」と呼ばれる、骨を伝わって聴こえる音の種類なんです。
Aeropexは骨伝導の技術を活かし、骨導音として音楽などが聴けるイヤホンというわけです。
使用するに当たり、耳を塞ぐ必要がないため「周囲の音」と「イヤホンの音」を、同時に聴くことができます。
製品スペック一覧
Aeropex(エアロペクス)の製品スペックは以下のとおりです。
※OpenRun(オープンラン)の製品スペックも追加しています。
Aeropex | OpenRun | |
発売時期 | 2019年 | 2022年 |
価格 | 19,998円 | 16,880円 |
カラー | ルナグレー コズミックブラック ブルーエクリプス ソーラーレッド | 同左 |
骨伝導技術 | 第8代骨伝導技術 | 同左 |
バッテリー駆動時間 | 8時間 | 同左 |
待機時間 | 10日 | 同左 |
充電時間 | 2時間 | 1.5時間 |
防水・防塵規格 | IP67 | 同左 |
Bluetoothバージョン | V5.0 | V5.1 |
互換コーデック | SBC対応 | 同左 |
重量 | 26g | 同左 |
材料 | フルチタン | 同左 |
上記の表のなかで、特に注目したい性能にはマーカーを引いています。
マーカーを引いた箇所に関しては、後述する「Aeropexを選んだ理由」の部分で詳しく解説していきます。
骨伝導イヤホンを選んだきっかけ

僕自身が、Aeropex(エアロペクス)を購入したきっかけについて話したいと思います。
先に結論を言うと、イヤホンをした状態でも「安全・快適にランニングがしたかった」という理由からです。
音楽を聴いて走るのが日課になっていた自分。
当時は主に、「カナル型」とよばれる耳栓タイプのイヤホンを使用していました。
しかし、その手のイヤホンには「周囲を走る自動車やバイクの音が聴こえにくい」という弱点が存在。
事故を防ぐには、聴いている音楽のボリュームを大幅に下げる必要がありました。
しかしそうすることで、安全性と引き換えに、今度はリスニングの快適性が失われてしまうはめに…
そんなとき、耳を塞がない「骨伝導イヤホン」の存在を知りました。
骨伝導技術であれば、自分がランニング用イヤホンに求める2つの要素
- 安全性(周囲の音に気づきやすく、交通事故を防げる)
- 快適性(イヤホンの音もしっかり聴こえる)
を満たしてくれると確信。
その結果、骨伝導イヤホン「Aeropex」の購入に踏み切ったというわけです。
Aeropexを選んだ理由
骨伝導イヤホンのなかから「なぜAeropexを選んだのか?」という理由について、7つ説明します。
1|骨伝導技術のパイオニア「Shokz(ショックス)」の製品

1つ目の理由が、「Shokz(ショックス)」という企業の存在です。
自分自身、骨伝導イヤホンを購入するのは初めての経験でした。
少しでも安心感を得るために、「骨伝導の分野で、実績のあるメーカーを選びたかった」という気持ちがあります。
Shokzは骨伝導技術のパイオニアであり、リーディングカンパニーでもあるとのこと。
そうであれば、選んで間違いないと判断し、Shokzの製品から「Aeropex」を選びました。
2|耳掛け×左右一対型の「機能的なデザイン」

理由の2つ目に、「機能的なデザイン」が挙げられます。
「耳掛け型」&「 左右一体型」のデザインは、ランニングにとって大きなアドバンテージになると思いました。
というのもカナル型(耳栓型)のイヤホンの場合、ランニング時の着地の振動によって、イヤホンが外れそうになることが多かったからです。
Aeropexであれば、
- 耳掛け型により、「イヤホンが外れる心配がない」
- 左右一体型のおかげで、「安定感が得られる」
そのように思えたので、ランニング用にピッタリだと感じました。
3|雨や汗を防ぐ「防水規格IP67」

理由の3つ目は、「防水性」に優れているという点です。
Aeropexの防水規格は「IP67」。
防水性を示す等級は「0〜8」まで存在し、Aeropexは上から数えて2つ目の「7等級」に位置します。
「水深15cm〜1mの深さに対し、30分以内の水没からの保護」という強力な防水性能が備わっているわけです。
ランニング中は、雨に降られたり、汗をかいたりすることによって、イヤホンが濡れる場面が想定されます。
そのためランニング用のイヤホンを選ぶ場合、防水機能が備わったモデルを選ぶことは必須と言えます。
Aeropexの防水性能であれば、どんな悪天候のランでも安心して使用できると思いました。
またAeropexは、防塵性に関しても非常に優秀です。
塵(ちり)や埃(ほこり)を防ぐ、防塵性能は0〜6段階で表され、Aeropexは「6等級」。
完全な防塵構造になっているため、非常にタフです。
4|8時間に及ぶ「バッテリー駆動時間」

4つ目の理由は、「バッテリー駆動時間」が長いという点です。
ランニングにおいて、バッテリーの持続力は見逃せないポイントと言えます。
というのも、たとえばマラソン大会に参加した場合、数時間に及ぶイヤホンの使用時間が想定されるからです。
ランニング用を目的とするなら、マラソン大会を乗り切れるだけのバッテリー性能が求められます。
Aeropexのバッテリー駆動時間は「8時間」。
仮にフルマラソンで使用したとしても、十分通用するスタミナです。
また1時間以内のジョギングであれば、週1回の充電で使い続けられる点も魅力に感じました。
自分は面倒くさがりな性格なので、充電作業が減るとめちゃくちゃ助かります。
5|26gの「本体重量」

理由の5つ目が、軽量性です。
使用するアイテムの重量は、ランニングの成績に影響を与えます。
そのため、ランナーとしてはシビアに判断すべきポイントのひとつです。
エアロペクスの重さは、わずか26g。
ランニングを目的とした、軽量型のサングラスとほぼ同じ重さです。
それはつまり、「終日つけていても全く気にならないほどに軽い」ということです。
であれば、重さのストレスを感じずに、ランニングに集中できると思いました。
6|スッキリとした「見た目」
理由の6つ目が、スッキリとした「見た目」です。
耳掛け型のイヤホンは、カナル型(耳栓型)のイヤホンに比べて見た目が野暮ったくなりがち、そのように思っていました。
しかしAeropexに関しては、耳掛け型にもかかわらず、スッキリとした見た目に見えました。
スポーティーな雰囲気でありつつも、いろいろなシーンにマッチしそうなビジュアルが気に入りました。
7|安心の「2年間保証」

7つ目の理由が、「2年間保証」が付いているという点です。
Aeropexの価格は約2万円。
自分としては、購入をためらう額です。
万が一故障した場合、精神的ダメージがデカすぎます。
しかし、2年間保証が付いているのなら話は別です。
高い買い物ではあるものの、安心して使用できると思いました。
※Shokz(ショックス)の公式サイトで確認したところ、OpenRun(オープンラン)にも同様の保証が付いていました。
Aeropexのセット内容レビュー

それでは今から、Aeropexをレビューしていきます。
まずはAeropexのセット内容を見ていきましょう。
箱の中には、
- Aeropex本体
- 耳栓
- 充電ケーブル×2本
- キャリングケース
- 説明書
- 保証書
- ペアリング方法(&漏電防止アラート)の説明が書かれたカード
が同梱されています。
耳栓

「耳栓」ってなんのために使うの?
と疑問に感じた方もいるかと思います。
イヤホンの音と、周囲の音を同時に聴くことのできる骨伝導イヤホン。
実は、耳栓を使用することによって「イヤホンの音」のみに集中することも可能です。
ちなみに自分の場合、「ランニング」での使用がメインのため、耳栓を利用することはほとんどありませんでした。
OpenRunには耳栓が付属していませんが、100均などでも購入できるため問題ありません。
充電ケーブル

エアロペクスには、独自の充電ケーブルが採用されています。
マグネット式でつくられているため、Aeropex本体に充電器を近づけただけで“カチッ”とワンタッチで接続できます。
これが使ってみるとなかなか便利。
コネクターを本体に「差し込まない」だけで、充電作業に対するストレスが減りました。
Aeropexの外観レビュー
次に、Aeropexの外観についてレビューします。
コンパクトな「サイズ感」

Aeropexは「手のひら」に乗せられる、コンパクトなサイズ感です。

そのサイズ感のおかげか、スポーツライクなイメージと違い、デスク周りに置いても違和感を感じませんでした。
マットな「色合い&質感」
Aeropexの表面は、シリコンのようなマットな色合いと質感です。
個人の好みにもよりますが、自分としては「どストライク」。
見た目の話だけではなく、耳に当たる感触が、ややソフトな印象を受けました。
こういった細かい部分への配慮が、利用時のストレス軽減に繋がるように思います。
Aeropexの装着感レビュー
Aeropexの装着感についてレビューしていきます。
「装着方法」は簡単

Aeropexを装着する際、両耳に引っ掛けるのが大変そう、面倒くさそうと思われることがあります。
ですが、実際には違います。
Aeropexのフレームは「チタン製」でできています。
柔軟性に富んでいるため、縦にも横にも自由に動かすことが可能です。
そのため、見た目に反して装着するのはかなり簡単でした。
絶妙な「フィット感」

Aeropexは「顔のこめかみ部分」にイヤホンを当てて使用します。
- フィット感が悪かったらどうしよう…
- 締めつけ感が強く、頭が痛くなったらどうしよう…
と、使用前は不安に思うこともありました。
ですがAeropexを実際に使ってみると、そういった心配は一気に吹き飛びました。
むしろ緩くもなく、キツくもない、絶妙なフィット感。
長時間使用しても、ストレスに感じることは一切ありませんでした。
「マスク・メガネ」と併用可

Aeropexは、「耳に掛けて」使用します。
であれば、マスクやメガネと併用できるかどうかも気になるポイントと言えます。
結論から言うと、まったく問題なし。
「Aeropex」×「マスク」×「メガネ」のフルコンボでも、普通に使用可能でした。
しかし強いて欠点を言えば、それぞれ耳に掛けた順番によっては、外すときに少しゴチャつくことがありました。
たとえば、Aeropexの上からマスクを使用したとします。
Aeropexだけ外そうとしたときに、一緒にマスクも外れることがありました。
慣れるに従い「外し方のコツ」が掴めてくるので、そこまで気にする必要はないかも知れません。
Aeropexのペアリングをレビュー
Aeropexは「ワイヤレスタイプ」のイヤホンです。
使用する場合、たとえば音楽などを再生する端末と「Bluetooth機能」を使ってペアリング(接続)する必要があります。
「Bluetooth接続」の手順
Bluetoothの接続手順はいたってカンタン。
- Aeropexの電源ボタンを5秒間長押しします。
- するとAeropexのライト部分が赤と青、交互に点滅し、ペアリングモードに突入。
- 端末のBluetooth設定画面から「Aeropex by AfterShokz」を選択すれば接続完了。
一度ペアリングを設定すれば、それ以降Aeropexと、使用した端末とが自動で接続されるようになります。
「買うのはいいけど、使い始める前の“設定”が面倒なんだよな〜」
と感じている、僕のような人間でもすぐに使えました。
「マルチポイント接続」に対応
Aeropexには、「マルチポイント接続」とよばれる機能があります。
分かりやすく説明すると、複数の端末と「同時にBluetooth接続ができる」という機能です。
たとえばスマホとPC、両方と繋いだとします。
スマホで音楽を聴いたり、PCでYouTubeを観たりした際に、状況に合わせて自動で接続を切り替えてくれるというわけです。
いちいちBluetoothを繋ぎ直す必要がないため、地味に便利な機能です。
まあ、ランニングで使用する分には関係ありませんが。
Aeropexの音質レビュー

「骨伝導イヤホンってちゃんと聴こえるの?」
と疑問に思う方も多いはず。
ここからはAeropexの音質についてレビューしていきます。
中高音域の「クリア」なサウンド
Aeropexで初めて音楽を聴いたとき、「普通のイヤホンと同じで、ちゃんと音が聴こえる!」と素直に感動しました。
それでいて、耳の穴が塞がっていないという新感覚。
骨伝導イヤホンに期待を寄せつつも、実際に使ってみるまでは「音の聴こえ方」が気になっていたので、ひと安心。
個人的には、中高音域のクリアなサウンドが気に入りました。
低音に関しては“ふつう”といったところです。
迫力の重低音ではないにしろ、物足りなさを感じることもありませんでした。
自分としては、音質にかなり満足しています。
静かな場所では「音漏れ」に注意
Aeropexの使用にあたり、音漏れには少し注意が必要です。
たとえば図書館などの静かな場所では、大きな音量だと、音が漏れて聴こえることがありました。
しかしそういった環境では、音量を抑えていても十分よく聴こえるので、リスニングに対してとくに影響はありません。
自分の近くに人がいたとしても、音量に気をつければ、音が漏れて聴こえることはなかったです。
ランニングでの使用感
ここからはランニングシーンにおける、Aeropexの使用感について解説していきます。
「ズレ・痛み」への心配はない
Aeropexを使用してランニングをおこなった際、着地の振動によるフィット感への影響は一切なし。
かいた汗によって、イヤホンがズレる心配もありませんでした。
また長時間のランニングにおいても、耳の穴を圧迫しないおかげで、耳が痛くなることもありませんでした。
オープンイヤー型の骨伝導イヤホンは、外耳炎の予防にも効果があるそうです。
「操作性」の良さを実感

実際に走ってみることで、Aeropexの操作性の良さを実感しました。
ランニング中、自分はスマホで音楽をかけてAeropexを使用しています。
走りながらの状況下では、ボリューム調整や次曲へのスキップ操作を、スマホ側でおこなうのは困難です。
しかしAeropexであれば、イヤホン側でそれらすべてのコントロールが可能。
音量ボタンには凹凸がついており、押し間違える心配もありません。
スキップ操作に関してはファンクションボタンを2回“ポチポチ”っと押すだけでOKです。

単に操作が楽なだけではなく、スマホに目線をやらずに済むため、前方不注意による事故のリスクを軽減できます。
また、快調なペースでランニングをしていたにも関わらず、
「スマホを触るために、わざわざ減速しなければならない」
といったこともなくなります。
Aeropexの操作性の良さは、ランナーとしては非常に助かります。
「ニット帽子」との相性はイマイチ
冬のランニングにおいて、「ニット帽子」を被る機会が多い自分。
「Aeropex」×「ニット帽子」の組み合わせは、あまり相性が良くないことに気づきました。
理由を挙げると、Aeropexを使用するには、耳を隠さないように帽子を浅く被る必要があったからです。
その分ランニング時に帽子が落ちやすくなり、走りに集中できなくなってしまいました。
雪国暮らしの自分にとっては、やや残念なポイントと言えます。
とは言え、あまりニット帽子を被らない方であれば、全然気にしなくて大丈夫です。
その他シーンでの使用感
Aeropexに関して、ランニング以外のシーンで使用した感想を伝えていきます。
「動画視聴」での利用も問題なし

ランニング中は音を聴くのみですが、動画を観るときには、イヤホンの「遅延」具合も気になるところです。
遅延とはつまり、音が遅れて聴こえることをいいます。
たとえば、誰かが歌をうたっている動画があったとしましょう。
遅延している場合、口の動きに対し、声が遅れて(ズレて)聴こえてしまうというわけです。
Aeropexの互換コーデックは、SBC対応。
上位コーデックではないにしろ、動画の視聴中、遅延に関してほとんど気になることはありませんでした。
「仰向け」の使用には不向き
自宅で使用した際に、Aeropexの思わぬ弱点を発見。
寝転んだり、仰向けになったりしたときに、イヤホン後部のバンドが邪魔になることに気がつきました。
Aeropexを使用する場合、リラックスシーンでのリスニングに関しては、最適とは言えないように感じます。
メインでの使用が、それ以外のシーン(ランニングなど)であれば、あまり心配する必要はなさそうです。
「ながら聴き」での利用頻度が激増

Aeropexの使用に関し、アクティブなシーンにおいて大きなメリットを実感。
骨伝導イヤホンの特性を活かし、家事や移動中での「ながら聴き」の機会が増えました。
一見どんなイヤホンでも「ながら聴き」はできそうですが、 周囲の音が聞こえない状態では、いろいろと不都合が生じます。
普通のイヤホンの場合
- 家事での使用=宅配便の音が聞こえない
- 移動中での使用=交通事故の危険性が増す
骨伝導イヤホンであれば、上記の悩みを解決することができます。
また「ながら聴き」をおこなう際、音楽を聴く以外にも、
- YouTubeの動画を、耳で聴いて学ぶ
- Audibleなどのサービスを利用し、音声で読書を楽しむ
といった使い方も存在します。
つまり、今まで有効利用できなかった時間を使って、「学習」が可能になるというわけです。
もともとランニング用としてAeropexを購入しましたが、
「ながら聴き」×「音楽以外の使い方」
を組み合わせることで、利用頻度が激増。
それによって、Aeropexへの満足度がより一層高まりました。
もはや自分の生活において、ランニングを抜きにしても手放せないアイテムとなっています。
「OpenRun Pro」との比較
2022年3月、Shokz(ショックス)から最新イヤホン、「OpenRun(オープンラン)」が登場しました。
実はそれと同時に、「OpenRunPro(オープンランプロ)」というモデルも発売されています。(こちらの方がたぶん有名)

「OpenRun」と「OpenRunPro」の違いについて調べてみました。
製品比較
「OpenRun」と「OpenRunPro」の違いを表にまとめました。
それぞれ比較して、優れている部分に黄色いマーカーを引いています。
OpenRun | OpenRunPro | |
価格 | 16,880円 | 23,880円 |
カラー | ルナグレー コズミックブラック ブルーエクリプス ソーラーレッド | ブラック ブルー ベージュ ピンク |
骨伝導技術 | 第8代骨伝導技術 | 第9代骨伝導技術 |
バッテリー駆動時間 | 8時間 | 10時間 |
待機時間 | 10日 | 10日 |
充電時間 | 1.5時間 | 1時間 |
防水・防塵規格 | IP67 | IP55 |
Bluetoothバージョン | V5.1 | V5.1 |
互換コーデック | SBC対応 | SBC対応 |
重量 | 26g | 29g |
材料 | フルチタン | フルチタン |
見比べてみると、「OpenRunPro」は、「OpenRun」に対し完全な上位互換ではないことが分かりました。
というわけで、それぞれ選ぶメリットを紹介していきます。
「低音」&「バッテリー性能」で選ぶならOpenRunPro
「OpenRunPro」を選ぶメリットは2点あります。
- 1|重低音の強化
AeropexやOpenRunには、「第8代骨伝導技術」が使用されています。
中高音域の音質はクリアですが、低音に関しては「特別優れている」というわけではありませんでした。
ですがOpenRunProでは、低音部分をより一層強化しているとのこと。
音質を重視したい方には、もってこいのイヤホンです。
- 2| バッテリー性能のさらなる向上
OpenRunProのバッテリー駆動時間は10時間。
AeropexやOpenRunに比べて、2時間長く使用できます。
充電に必要な時間も短縮され、わずか1時間でフル充電が可能。
「バッテリー性能」にこだわりたい方にも、OpenRunProがおすすめと言えます。
「防水防塵性能」&「コスパ」で選ぶならOpenRun
「OpenRun」を選ぶメリットも2点あります。
- 1|防水防塵性能
OpenRunProの「IP55」の防水規格に対して、OpenRunは「IP67」。
雨や汗での濡れに関しては、どちらも問題なし。
とは言え、OpenRunの方が防水防塵機能としては優れているため、より気を遣わずに使用できるのも事実です。
「タフな相棒が欲しい」という方であればOpenRunがおすすめです。
- 2|コスパが良い
OpenRunは、OpenRunProと比べて7,000円安く購入できます。
個人的には好みの違いはあれど、どちらを選んでも「正解」だと思っています。
であれば、できるだけ安価なモデルを選びたい、という方はOpenRunを選ぶと間違いなさそうです。
まとめ
この記事では、骨伝導イヤホン「Aeropex(エアロペクス)」についてレビューしてきました。
自身の経験上、ランニング用イヤホンを選ぶなら、「Aeropex」が最適と言っても過言ではありません。
さらにランニングシーン以外の「ながら聴き」にも使えるので、自分の時間を有効活用したい方にとっても、非常に役立つアイテムだと言えます。

Aeropexに比べ、性能がパワーアップしているにも関わらず、値段も3,000円ほど安くなっています。
また、より音質やバッテリー性能を向上させた「OpenRunPro」も同時に発売されました。

Aeropexに興味のある方は、今後は「OpenRun」、または「OpenRunPro」の購入を検討することをおすすめします。
音楽を聴くことは、楽しく走るための有効なテクニックです。
「ランニングの継続」や「モチベーションUP」といった効果が期待できます。
そのためには、安全&快適なリスニング環境が必須であり、骨伝導イヤホンの存在が欠かせません。
骨伝導イヤホンを手に入れ、より充実したランニング生活を送っていきましょう!