ランナーのみなさんは、日頃どのようにランニングを楽しんでいますか?
実はランニングの楽しみ方に、「読書」が含まれることをご存知でしたか。
と言っても実際に本は読みません。
耳で聴く「オーディオブック」と呼ばれるサービスを利用します。
このサービス、一言で「読書好きランナー」の方には非常にオススメです。
ランと読書をセットでおこなうことで、
- 時間の節約になる
- 飽きずに走れる
といったメリットが得られます。
この記事では、実際に自分も利用する「Audible(オーディブル)」の魅力をレビュー形式で紹介。
ランニングでの使用を前提とした、いわゆる「ランナー目線」で詳しく解説します。
聴く読書に興味のある方は、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。
Audible(オーディブル)とは?
Audible(オーディブル)とはなにか? について説明します。
業界大手「Amazon」のサービス

Audible(オーディブル)を経営するのは、米国の大企業「Amazon(アマゾン)」。
2022年現在、Audibleは日本やアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、イタリア、カナダ、インドといった国々でサービスを展開しています。
ビジネス書や文学作品、歴史、語学など、取り扱うジャンルの数は20以上。
Audible独自のコンテンツや、ポッドキャストも楽しむことができる、日本最大級の音声配信サービスです。
月額1,500円で「聴き放題」

Audible(オーディブル)では、月額1,500円で「聴き放題」が楽しめます。
聴き放題で取り扱われている作品数は、12万以上。
ポッドキャストも対象に含まれます。
月額1,500円の価格であれば、本を「1〜2冊」読むだけで十分もとが取れます。
聴き放題の対象外となる作品は、単品での購入も可能。
その際Audible会員であれば、非会員価格に比べ「30%オフ」でお得に購入できます。
Audible(オーディブル)を利用したきっかけ
Audible(オーディブル)を利用し始めたきっかけについて話したいと思います。
「ランニング+読書」の両立

自分の趣味に、「ランニング」と「読書」が挙げられます。
30代の年齢に入ってからというもの、仕事と子育てに追われる日々のなかで、自由時間が減少。
「ランニングと読書、どっちか我慢するしかないか…」
と諦めかけていたとき、友人から「耳を上手く使ったら?」というアドバイスをもらいました。
忙しい現代人の「時間を有効利用したい」という需要UPにともない、“ながら聴き”が流行っているのだとか。
その言葉をきっかけに、本を「聴く」という選択肢に気づき、オーディオブックのサービスに興味をもちました。
ランニングの時間を使って「聴く読書」をしようと思ったわけです。
「ランニング✕読書」の相乗効果

ランニングなどの有酸素運動と読書(インプット)の組み合わせは、脳科学的に「学習効果UP」が期待できるそうです。
有酸素運動をおこなうことで、
- 脳の血流促進(活性化)
- ドーパミンの分泌(集中力UP)
といったメリットが得られます。
とは言え、本を聴き流すだけで「本当にインプットが上手くいくのか?」
Audibleを使用し始めたきっかけに、「実際どうなのか試してみたい!」という好奇心がありました。
Audible(オーディブル)を選んだ理由
オーディオブックのサービスは数多く存在します。
そのなかから「なぜAudible(オーディブル)を選んだのか?」という理由について説明します。
12万以上の豊富な「作品数」

オーディオブックを選ぶ際、「なにを重視するか?」は人それぞれ違います。
そのなかでも自分は、「作品数」にこだわりました。
と言うのも、
「気になっていた作品がないから、別の本を探そう…」
「そこまで気になる本ではないけど、とりあえず読むか…」
といった消極的な読書スタイルでは、十分な満足感が得られないと思ったからです。
Audibleであれば、「聴き放題」に含まれる作品数は12万以上。
品揃えの良さは、業界トップクラスと言えます。
読書に対する満足感を重視して、作品数が豊富なAudibleを選びました。
30日間の「無料体験」

Audible(オーディブル)を選んだ理由に、「無料体験」の存在が挙げられます。
初めてAudible会員になる方であれば、30日間「聴き放題」が“タダ”で利用可能。
「どのオーディオブックが得か?」 を見極めるのは困難です。
値段だけではなく、品揃えも含めて考えると、最適解は人それぞれ異なってきます。
であれば、「無料期間」という分かりやすい物差しを使った場合に、一番メリットが大きいAudibleを選びました。
金銭的なメリットはもちろん、まずは「聴く読書」を試せる点がありがたいです。
Audible(オーディブル)を使った感想
ランニングでAudible(オーディブル)を使用した感想について、詳しく説明します。
※前提として、Audibleはスマホで使用しています。
頭にスッと入る「プロのナレーション」

「聴く読書が学びになるのか?」と疑問に感じている方も多いはず。
自分としては、本の内容が“スッ”と頭のなかに入る手応えを得られました。
その理由はハッキリしています。
「プロのナレーター」による朗読のおかげです。
読み上げるテンポや声がとても聴きやすく、適度に抑揚のついたナレーションは、リスニングの際に心地良さすら感じました。
また聴きやすさに加え、再生速度は「0.5倍〜3.5倍」まで、0.05倍単位で微調整が可能。

- 少しだけ気になった本を素早く消化したい
- 一度読んだ本をパパッと読み返したい
といったスピーディーなリスニングへの対応も抜群でした。
インプットの方法は、通常の読書と同じで2〜3回「繰り返し読む(聴く)」ことで、頭のなかに内容が定着するイメージです。
操作がラクな「ドライブモード」付き

ランナーにとって、オーディオブックの操作性は見逃せないポイントと言えます。
具体的には、操作画面の「ボタンの大きさ」が重要です。
- 操作ボタンが小さい=押し間違えが増加
- 正しい操作の実施=ランニンク中減速する必要がある
快調なペースで走るランナーにとって、上記の行動が大きなストレスに繋がることは明らかです。
Audibleには「ドライブモード」と呼ばれる機能が備わっています。
切り替えることで、
- 再生&停止
- 巻き戻し
- ブックマーク(付箋の役割)
の3つのボタンだけが、画面にデカデカと表示されます。

ランニング下においても、ドライブモードを利用すれば、スマホ操作がラクにおこなえます。
ボタン操作のミスが減り、ストレスなくランニングと読書が楽しめました。
付箋のように扱える「ブックマーク&メモ機能」

読書をする際、読み返したい部分に、付箋(ふせん)を貼ることも多いと思います。
Audibleでも「ブックマーク機能」を使って、それと同じことができます。
朗読を聴きながら、気になった箇所でブックマークボタンを一度タップするだけでOK。
チェックしたポイントは、あとから自由に聴き直すことが可能です。
またAudibleであれば同時にメモが残せるため、「付箋を使った読書」をより忠実に再現できます。
自分の場合、ブックマークした箇所をランニング以外の場面で聴き直し、その際メモ(アウトプット)を残すように心がけています。
ただ聴いて終わるより、アウトプットすることで、本の内容が記憶に残りやすくなるわけです。
結論「ランニング×読書」=しっかりインプットが可能。
その際、Audibleの有用性を強く実感しました。
Audible(オーディブル)使用の注意点
ランニングでAudible(オーディブル)を使用する際の、注意点ついて説明します。
「ジョグ」or「LSD」で使用すべし

Audibleは、「ジョグ」または「LSD」(※1)と組み合わせて使用しましょう。
というのもさすがに速いペースのランニングでは、本の内容が頭に入らないからです。
このように、走る内容に合わせて「楽しみ方」を使い分けるのがおすすめです。
これを聞いて、「毎回Audibleを使って、読書を“習慣化”したかったのに…」
と残念に思った方は安心してください。
ランニングの基本はジョギングです。
練習の中心メニューである“ジョグ”とAudibleを結びつけるだけで、聴く読書の「ルーティン化」は十分可能です。
自分も習慣化に成功し、読書量が大幅に増えました。
安全確保に「骨伝導イヤホン」を用意すべし

ランニング時にAudible(オーディブル)を楽しむ場合、セットで用意しておきたいのが「骨伝導イヤホン」。
長所のひとつに耳を塞がない状態で、音声または音楽を楽しむことができる点が挙げられます。
「それのどこがメリットなの?」 と思った方に質問です。
ランニング中、いわゆる“ふつうのイヤホン”を使い、本の世界に夢中になっていたとします。
その場合、周囲の音が聞こえるでしょうか?
聞こえていなければ、自転車や車の接近に気づかず、大きな交通事故に繋がる恐れがあります。
安全にランニングをおこなう場合、骨伝導イヤホンの存在は欠かせません。
自分が実際に使用する、おすすめの「骨伝導イヤホン」の記事を載せておきます。
ランナーに役立つ機能が満載のアイテムなので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
Audible(オーディブル)のデメリット!?
Audible(オーディブル)を使用して感じた「デメリット!?」について説明します。
単品購入だと高い

Audibleには、読み放題「対象外」のコンテンツも存在します。
そういった作品に関しては、単品で購入することが可能です。
しかしその「単品価格」がなかなか高価。
たとえば通常「1,500円前後」で売られている書籍が、Audibleでは「3,000円」ほどの価格で販売されています。
Audible会員には「単品購入30%引き」の特典が付いていても、購入のハードルは実際高いわけです。
とは言え、メリットがないわけでもないので、あえて「デメリット!?」と表現しました。
たとえば自宅のなかに、買ったまま放置している本はありませんか?
いくら安く買えたとしても、本は「読まなければ」意味がありません。
オーディオブックを選択することで、「本」と「読む時間」を、セットで手に入れられる。
そう思えばあながち、損な選択とも言い切れないわけです。
本の値段は高くても、その分時間が「買える」というわけですね。
audiobook.jpとの比較
オーディオブックを選ぶ際、「audiobook.jp」との比較が気になった方も多いのでは?
audiobook.jpとは、日本最大級の老舗オーディオブックサービスです。
実際に両サービスを利用したことのある、自身の経験をもとに比較表を作成しました。
メリットに感じた部分には、マーカーを引いています。
- 【料金&プラン】
Audible | audiobook.jp | |
聴き放題|料金 | 月額1,500円 | 月額プラン880円 |
ー | 年割プラン7,500円(月額625円) | |
聴き放題|対象作品数 | 12万以上 | 2万以上 |
無料期間(初回のみ) | 30日間 | 14日間(聴き放題のみ対応) |
単品価格(紙書籍と比べ) | 少し高い | ほぼ同じ |
その他プラン | ー | 【チケットプラン】 1枚|1,500円 2枚|2,900円 ・1枚につき作品1点と交換可能 (一部対象外あり) ・毎月500円相当のポイント付与 ・1,500円以上の本を選ぶ場合、 単品購入に比べてお得 |
ー | 【月額会員プラン】 1,100円→1,220P(120P付与) 2,200円→2,450P(250P付与) 5,500円→6,500P(1,000P付与) 11,000円→13,450P(2,450P付与) 22,000円→28,000P(6,000P付与) 33,000円→42,000P(9,000P付与) ・単品購入する場合コスパが良い ・柔軟性の高いプラン |
- 【機能】
Audible | audiobook.jp | |
再生速度 (調整単位) | 0.5〜3.5倍(0.05倍) | 0.5〜4倍(0.1倍) |
早送り&巻き戻し | 前後10〜90秒 | 前後10秒 |
ドライブモード | ○ | ー |
ブックマーク | ○(メモ機能有り) | ○(メモ機能なし) |
ダウンロード再生 (オフライン再生可) | ○ | ○ |
ストリーミング再生 | ○ | ー |
バックグラウンド再生 (=別の操作時にも使える) | ○ | ○ |
サンプル再生 | ○ | ○ |
スリープタイマー (自動停止) | ○ | ○ |
読書が趣味なら「Audible」がおすすめ
オーディオブックのサービスを比較した際、どのサービスが得かを決めるのは難しいです。
しかしあえて自分の意見を言うなら、「Audible(オーディブル)」をおすすめします。
この記事を読んでくれた方のなかには、「読書好きランナー」が多いはず。
であれば1ヶ月間に読む本の数も、なかなか多いと予想されます。
その場合、読みたい本がいかに多く「聴き放題」に含まれているかが、節約のカギを握るはずです。
本をたくさん読む方は、聴き放題の作品が充実する「Audible」を選ぶとコスパが良いように感じます。
反対に月1〜2冊しか本を読まない方であれば、聴き放題の品揃えに深くこだわる必要はありません。
むしろ安価な値段でサービスが楽しめる、「audiobook.jp」を選ぶほうが、ムダの少ない選択だと言えます。
まとめると、
- 読書が趣味の方=「Audible」
- 読書に挑戦したい方=「audiobook.jp」
をそれぞれおすすめします。
両サービスとも無料期間が設けられています。
試して合わなければ、期間内に解約することで料金は発生しません。
まとめ
この記事では、ランニング中に読書(朗読)が楽しめる「Audible(オーディブル)」の魅力について、レビュー形式で紹介してきました。
- 時間の節約(ランニングと読書が「同時」に楽しめる)
- 飽きずに走れる(「楽しみ方」のレパートリーが増える)
- 学習効率UP(「有酸素運動」との相性が良い)
- 読書の習慣化(「ジョグ・LSD」との組み合わせがおすすめ)
- 「読み放題」対象作品が豊富(12万以上)
- 「ドライブモード」が便利(シンプル操作でランニングが快適)
- 「メモ機能付きブックマーク」の存在(付箋に近い感覚で使える)
- 「無料期間」が長期(30日間ゆっくり試せる)
「読書好き」なランナーの方であれば、Audibleを使用することで多くのメリットが得られます。
Audibleには30日間の長い無料期間が設けられています。
これを機に「聴く読書」の“新感覚”を、ぜひ実際に体験してみてはいかがでしょうか?
ランニングと読書を組み合わせ、貴重な「趣味の時間」を最大限に楽しんでいきましょう!