みなさんのなかに、「ランニングが上手く続かない… 」と悩んでいる方はいませんか?
自分自身、ラン歴10年のランナーです。
これまでランニングの継続に対し、多くの挫折を味わってきました。
自らの経験則として、「ランニングが続かない問題」には、以下の「5つの理由」が考えられます。
- 走るのが「ツラく」感じる
- 走っていて「退屈」
- 「モチベーション」を維持できない
- 走る「時間」がない
- 足の「ケガ」による離脱
上記のどれかに該当する方であれば、記事を読むことで「ランニング継続」に対する悩みを解決できるはずです。
それぞれの理由に対する「原因」や、おすすめの「解決策」について、詳しく解説していきます。
「せっかく始めたランニング…… 諦めずに続けてみたい!」
と思っている方は、このあと紹介する内容をぜひ実践してみてください。
理由その1|走るのがツラく感じる
ランニングが続かない理由のひとつに、走るのが「ツラく感じる」ことが挙げられます。
その原因と、解決策について説明していきます。
原因|“目標設定”を間違えている
ランニングがツラく感じる原因として、「目標設定」のやり方を間違えていることが考えられます。
よくある
- 「毎日」走らなければいけない
- 「30分」以上走らなければいけない
といった思い込みはすべてNG。
ランニングを始めて間もない方には、ハードルが高すぎます。
ランニングを無理なく続けるには、そういった思い込みに縛られず、「正しい知識」を身につけることが大事です。
解決策|ランニングの「目安」を知る
ランニングを続けるには正しい知識、つまり初心者に最適な「目安」を知ることが重要です。
初心者ランナーの場合、一度のランニングで
- 時間は「10分〜30分」
- 距離は「1km〜5km」
を目指すのがおすすめです。
「少しもの足りない…」 と思った方もいるかも知れません。
しかし日頃トレーニングをしている方でもない限り、十分です。
ほぼ確実に
- 筋力UP
- 心肺機能向上
- 脂肪燃焼
といった効果が得られます。
また頻度に関しては、毎日走る必要はありません。
週に2〜3回もこなせればOKです。
そのほうが、かえってケガのリスクを抑えられます。
あまり厳しい基準を設けないことがポイントです。
「“絶対”クリアできる!」と思える目標からスタートし、少しずつレベルUPを図りましょう。
「ランニングのやり方」に関する詳細ページを掲載しておきます。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
理由その2|走っていて退屈
ランニングが続かない理由に、「走っていて退屈」という点が挙げられます。
その原因と、解決策について解説していきます。
原因|“走るだけ”になっている
ランニングはとにかくシンプルなスポーツです。
ただ“走るだけ”では、よほど性格に合っていない限り、当然飽きてしまいます。
ランニングを飽きずに続けるには、楽しむための工夫が必要になります。
解決策|「音楽」を聴くのがおすすめ
ランニングを楽しむテクニックとして、「音楽を聴くこと」がおすすめです。
好きな曲を聴いて走ると、退屈せずにランニングがおこなえます。
音楽に集中するうちに、目標距離を「いつの間にか走り終えていた」なんてことも珍しくありません。
ほかにも選曲次第で、より積極的に走れたり、あるいはリラックスして走れたりといった効果も期待できます。
楽しむ方法としてはもちろん、トレーニング効果を高める手段としても有効です。
ランニングの楽しみ方として、「ランニング×音楽」の組み合わせは言わば定番。
まだ試していない方は、ぜひ実践してみてください。
補足として、ランニング中に音楽を楽しむ場合、イヤホンの存在は必須です。
実際に自分も使用している、おすすめの「ランニング用イヤホン」の記事を載せておきます。
よければ参考にしてみてください。
理由その3|走るモチベーションが続かない
ランニングに対し、ツラく感じているわけでもなく、楽しみ方もそこそこ知っている。
なのに、「意欲が長続きしない…」
と悩んでいる方にアドバイスをしていきます。
原因|成長を“実感できていない”
ランニングに対する、モチベーション低下の原因に、自分の成長を「実感できていない」ことが考えられます。
成長の感覚が得られないと、
- 「走った効果って、ちゃんと出てるのかな…?」
- 「もしかして、無意味なことをしているのかも…」
とネガティブな思考に陥ってしまいます。
そんなとき自分の成長の手応えを得られていれば、走る意味で迷うことも少なくなります。
解決策|「ランニングノート」を書く
ランニングの成長を感じる方法に、「ランニングノート」を書くことをおすすめします。
走った内容(時間・距離など)を、日々ノートに記録することで、成長に対するわずかな変化も見逃しません。
ノートを書き始めると、自分の努力を「可視化(見える化)」できるため、より成長を実感しやすいメリットも得られます。
誰でも気軽に始められる手法なので、ぜひ今日からでもスタートしてみてください。
「ランニングノートの詳しい書き方」についての記事を載せておきます。
興味をもった方は、ぜひ覗いてみてください。
理由その4|走る時間がない
初心者ランナーのなかには、「走る時間がない」という理由から、ランニングが続かない方も多いのではないでしょうか?
そういった場合の原因や、解決策について説明していきます。
原因|行動に“優先順位”をつけていない
時間がない… と悩むランナーのなかには、行動に対する「優先順位」をつけるのが苦手な方がいます。
たとえばランニング以外に、「ゲームや映画鑑賞、読書も楽しみたい!」 と思った方がいたとします。
しかし、時間というのは有限です。
毎日「やりたいこと」をすべておこなうのは無理があります。
ランニングを続けたいのであれば、“ハッキリ”走ることを優先させましょう。
具体的にはランニングの時間をつくるために、別の習慣を「やめるor減らす」努力が必要です。
「なにかを得るために、なにかを手放す」トレードオフの考えを実践しましょう。
自分がランニングのために実施した「トレードオフ」の例
- テレビ番組や、You Tubeの視聴を減らす
- 読書の代わりに、本をながら聴きできる「Audible(オーディブル)」を利用開始
解決策|「エッセンシャル思考」を身につける
先ほど紹介した、トレードオフの考えを聞いて
「そんな“ストイック”な選択できないよ!」
と思った方に質問です。
- 今の生活に、新たにランニングの時間を加える
- ランニングのために、優先度の低い行動を減らす
長期的にみて“キツい”のは、一体どちらの選択でしょうか?
後者は一見、ストイックな判断に思えます。
しかし難しいのは最初の「選ぶ」部分だけ。
一旦行動に優先順位をつけてしまえば、心身ともにゆとりが生まれ、ランニングが長続きします。
行動を選択し、それに集中することで、より人生が豊かになる。
そのような考え方や、実践方法を、自分はすべて『エッセンシャル思考』という一冊の本から学びました。
今現在「忙しい」と感じている方にこそ、おすすめしたい本です。
気になった方はぜひ一度読んでみてください。
理由その5|足のケガによる離脱
ランニングが続かない理由のひとつに、「足のケガ」による長期離脱と、それにともなう意欲の低下が挙げられます。
ケガの原因と、その解決策について説明していきます。
原因|“疲労”の蓄積
ランナーに起こりがちな、ケガの例を見ていきます。
- 腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)=膝の痛み
- 足底筋膜炎(そくていきんまくえん)=足裏の痛み
- シンスプリント=スネの痛み
上記のケガが発生する原因に、足への「疲労」の蓄積が考えられます。
裏を返せば、
- 毎日の身体ケア
- 足の負担が少ないシューズ選び
といった行動で、ある程度ケガのリスクを抑えられるわけです。
解決策①|「お風呂(入浴)」がおすすめ
身体のケア方法は多岐にわたります。
しかし敢えてひとつ紹介するのであれば、「お風呂(入浴)」がおすすめ。
と言うのも、なにか特別な道具を必要とせず、誰でも簡単におこなえる方法だからです。
湯船に浸かるだけで、身体が温まることによる「血流促進効果」や、水圧による「マッサージ効果」が得られます。
ほかにも半身浴や交代浴といった、疲労回復に効く「入浴テクニック」も存在します。
どれも気軽におこなえる方法なので、よければ参考にしてみてください。
解決策②|ランニングシューズを替えてみる
それでも足のケガに悩む方であれば、別の方法を試すのもひとつの手です。
「ケガ防止」が期待できるランニングシューズをご存知ですか?
『ナイキ リアクト インフィニティラン』といって、「怪我ゼロ」を目指して開発されたモデルが存在します。
自分も気に入っていて、めちゃくちゃ履き込んでいます。
もし興味のある方は、レビュー記事がありますので、よければチェックしてみてください。
まとめ
この記事では「ランニングが続かない… 」と悩むランナーを対象に、その5つの理由と、原因、解決策について説明してきました。
ランニングが続かない理由はたくさんあります。
しかし原因を見極め、自分に合った解決策を取り入れることで、誰でもランニングの継続が可能です。
この記事を読んでくれた方のなかには、ランニングを頑張り「自分の目標を達成したい」と思っているランナーも多いはず。
たとえばマラソン大会への挑戦であったり、ダイエットに取り組んだり、人によっていろいろ目指すものがあると思います。
ランニングが続けられると、少しずつそのゴールが見えてきます。
記事のなかで、どれかひとつでも役立つ解決策があったら、ぜひ実際に試してみてください。