この記事ではモンベルのインナー、「ジオライン」を紹介。
冬のランニングで使用したメリットや、デメリットについて詳しくレビューしていきます。
- 寒さが苦手なランナー
- 寒冷地に住むランナー
自身、雪国でのランニング歴10年のランナーです。
冬場の走りに通用するインナーを探した結果、「ジオライン」にたどり着きました。
- 冬のランニング用インナーを探している
- そのなかでもジオラインが気になっている
という方は、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。
ジオラインとは?
ジオラインを初めて知る方のために、製品の特徴についてカンタンに説明します。
「mont-bell(モンベル)」が開発
ジオラインは、日本のアウトドアメーカー「mont-bell(モンベル)」が手がける高性能素材です。
主にアンダーウェアに使用され、糸一本から独自に開発されています。
モンベルは、過酷な「山」を相手にする企業です。
それだけに品質に対する信頼も大きいと言えます。
「高性能」の中身を具体的に見てみましょう。
「5つの機能」を搭載
ジオラインには、5つの機能が搭載されています。
- 保温性(マイクロファイバー、ストレッチスパン糸、ボックス構造の機能により、暖かい空気を保持)
- 吸水速乾性(生地表面に施された親水加工により、汗の素早い処理が可能)
- 制菌効果(細菌そのものを減らし、「抗菌防臭」以上の防臭効果を発揮、さらに持続力は半永久的)
- ストレッチ性(ストレッチスパン糸と呼ばれる糸構造により、抜群の伸縮性を実現)
- 静電気の防止(カーボン繊維を用いて、自然放電を促し静電気の発生を軽減)
「3種の生地」から選べる
多機能を有するジオライン。
さらに用途に合わせ、生地の厚さを3つの種類から選べます。
- L.W.薄手(季節:オールシーズン|気温:低〜高)
- M.W.中厚手(季節:オールシーズン|気温:低)
- EXP.厚手(季節:冬|気温:低)
参考:モンベル|オンラインショップ|アンダーウエアのラインアップ
自分の場合、冬での使用が目的だったため「厚手」をチョイスしました。
ジオラインを選んだ理由
ジオラインを選ぶ、「決め手」となった理由を2つ説明します。
【保温力×速乾性】のW機能
冬のランニングには、以下の2つの機能が同時に求められます。
- 寒さを防ぐための保温力
- 汗冷えを防ぐための速乾性
極端な話、身体を温めるだけならセーターを着るもよし。
汗冷えを防ぐだけなら速乾Tシャツを着れば十分です。
ですが、どちらか一方の機能のみでは、冬のランには通用しません。
両機能を満たす、ハイブリッドなインナーがないか探したところ、ジオラインを発見。
アウトドアメーカー「モンベル」の製品であれば、高い効果を得られると確信し、購入に踏み切りました。
値段の【安さ】
ジオラインを購入した理由に、値段の安さが挙げられます。
おそらく5,000円以上するインナーに対し、高価なイメージを抱く方も多いと思います。
自分も最初、「インナーでこの値段!? 」と驚きました。
しかし、ほかのアウトドアメーカーの製品(同程度の性能)と比べたところ、ジオラインが非常に安価なことが判明。
むしろ備わるスペックに対して、かなり「お買い得」だと判断し、購入に至りました。
モンベルの商品は、高コスパなアイテムが多い印象。
自分の場合、トレイルランニング用レインウェアなども、同社の製品を使用しています。
ジオラインで走るメリット
ジオラインを冬のランニングで使用した、メリットについてレビューしていきます。
前提として
- 服装|ジオライン厚手(シャツ&タイツ)×ウィンドブレーカー
- 気温|0℃〜5℃
の条件で試行
着心地のいい『着圧』
ジオラインを着てすぐに、着心地のよさを実感しました。
具体的には窮屈さを感じない、適度な空気感のある着圧が好印象。
また、そのことからシャツやタイツを脱ぎ着する動作もスムーズにおこなえました。
ランニング前後の着替えがはかどります。
十分な『温かさ』
ジオラインを着て走ると、すぐに身体がポカポカしてくるのが分かります。
具体的には、気温0℃でも十分な温かさを得られました。
自身冷え性なため、ランニングのアップに多くの時間を費やしていました。
ですが、これまでより短時間で身体を温めることに成功。
トレーニングの効率化にも役立ちます。
伸縮性に優れ『動きやすい』
ランニング中、ジオラインの優れた伸縮性を体感できます。
足の動きを妨げることは一切なし。
試しに走る際、腕を大きく振ったり、腿(もも)を高く上げたりしても問題ありませんでした。
ダッシュ系トレーニングの、ダイナミックな動きにもしっかり対応しています。
ドライで『快適』&『汗冷えしない』
しばらくランニングを続けると、さらに身体が温まってきます。
にもかかわらず、優れた吸水速乾力により、ウェアのなかは常にドライ。
そのおかげで、ランニング後の汗冷え対策にも効果を発揮しました。
クールダウンのウォーキングの際、汗のベタつき、それに伴う身体の冷えをほとんど感じませんでした。
ランニング後半、疲れて歩く機会が増えるときにも便利です。
日常生活に役立つメリット
ジオラインが冬のランにおすすめなのは間違いありません。
とは言え、インナーに5,000円以上も投資するのは大げさかな……。
そう思った方は安心してください。
ジオラインはラン以外のシーンでも活躍します。
その具体例をいくつか紹介します。
「仕事着・外出着」のインナーにもおすすめ
ジオラインは仕事着や、外出着のインナーにもおすすめ。
冬に出かけるとき、 寒さ対策に厚着をする機会も増えるはず。
しかしそれには、多くのデメリットが存在します。
- 体を動かしにくくなる
- 服の重さがストレス
- 着膨れして見える
- 洗濯物が増える
そんなとき保温力に優れたジオラインを使用すれば、重ね着の枚数を減らせます。
高機能なアウターによっても厚着を避けられるのでは?
と思った方にアドバイス。
「高価なアウター」を揃えるより、「高機能なインナー」を1点着回すほうが、洋服代を安く抑えられます。
「除雪作業」に便利
「雪の降る地域」限定のメリットを紹介。
それはジオラインが除雪作業にも便利な点です。
雪国に暮らす方は思い出してみてください。
除雪時の発汗量は、ランニングにも匹敵するレベルではありませんか?
降雪地に暮らす方のルーティンワークにおいても、ジオラインの保温力、吸水速乾力が大いに役立ちます。
「屋根の雪下ろし」などのハード作業をおこなう場合、よりジオラインが重宝します。
「電気代」の節約になる
ジオラインによるメリットをもう1つ紹介します。
それは電気代の節約にも繋がる点です。
保温力に優れたジオラインの着用は、エアコンの設定温度を下げることにも貢献します。
冬場に気になる電気の使用量とその料金。
衣類の力を借りた節電は、財布にも、環境にもやさしい選択になるはずです。
余談ですが、ラン&日常使いで3年以上使い倒したにも関わらず、首周りが伸びにくいのも嬉しいポイントでした。
ジオラインのデメリット
ジオラインを使った感想は、正直メリットがほとんどです。
しかし、長く扱うことでひとつだけデメリットを発見。
それは、「毛玉」ができやすい点です。
少しというより、そこそこの量が発生します。
とは言えインナーである以上、他人に見られる機会は少ないので、自分が気にならなければ問題ないかも知れません。
もし気になる方の場合、100均で売られている「毛玉取り機」を使って、キレイな状態を保てるので安心です。
まとめ|ジオラインは買って損なし!
この記事では、モンベルのインナー「ジオライン」に関する、冬のランニングでの使用感についてレビューしてきました。
- 空気感のある適度な着圧
- 十分な温かさ
- 優れた伸縮性による動きやすさ
- ドライで快適、汗冷えもしにくい
- 仕事着&外出着のインナーとしてもおすすめ
- 除雪作業に便利
- 電気代の節約にも貢献
- 問題点|毛玉ができること
- 解決策|気になる方は毛玉取り機を活用すべし
自分としては寒さが苦手、または寒冷地に住むランナーの方であれば、ジオラインEXP.は「買って損なし」と判断します。
一般的なインナーに比べ、値段が高いのは事実です。
しかし、
- 高いパフォーマンスが得られる
- 利用できるシーンが多い
という理由から、十分もとが取れるように思います。
冬場のランニングを快適に楽しむために、ぜひジオラインを試してみてはいかがでしょうか。
当サイト「ランイズム」では、「冬のランニングの服装」を網羅的に解説した記事も用意しています。
アウターやパンツ、小物、シューズの選び方について興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。