この記事では、呼吸筋を鍛えられるアイテム「パワーブリーズ」を紹介。
ランニングのために使用した感想を、詳しく語っていきます。
- マラソンなどの持久系スポーツをおこなう方
- 上記の競技において自己ベスト更新を求める方
自身、ラン歴10年のランナーです。
パワーブリーズの使用は、ランニングのレベルアップに有効に感じました。
- パワーブリーズってなんなの?
- どうやって使うの?
- 本当に効果があるの?
パワーブリーズが少しでも気になるランナーは、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。
パワーブリーズとは
パワーブリーズをはじめて知る方のために、製品についてカンタンに説明します。
筋トレ器具
パワーブリーズを一言で表すと、呼吸筋(呼吸に使われる筋肉)を鍛えるための「筋トレ器具」です。
息を吸う際に負荷をかけられ、横隔膜や肋間筋(ろっかんきん)などを強化できます。
その結果、呼吸が楽に感じられるようになり、スポーツに必要な持久力やパワーが磨かれるロジックです。
パフォーマンスの向上を示すデータや根拠については、公式サイトに詳しく書かれているのでチェックしてみてください。
参考:パワーブリーズとは
またその特徴から、パワーブリーズは歌手や舞台俳優の方々にも愛用されています。
日本を代表するロックユニット、「B’z」の稲葉浩志(いなばこうし)氏が使用することでも有名です。
グリーン・ブルー・レッドの3種類
パワーブリーズは大きく3つの種類から選べます。
運動を始めたい方、女性や子供、高齢者の方にもおすすめ
すでにスポーツをおこなっている方、または競技選手の方におすすめ
「重負荷 ブルー」以上の負荷を求める方、あるいは体重90kg以上の方におすすめ
市民ランナーの自分にはブルーで十分ですが、大は小を兼ねると考えレッドを購入しました。
パワーブリーズには、『クラシック』と呼ばれる旧モデルも存在。
- 本体が重い(プラスは73g、クラシックは130g)
- 負荷設定が面倒(調整時の手間が増える)
といった弱点を含みますが、安価な値段で手に入るメリットがあります。
得られる効果はプラスと一緒なので、予算に合わせて選んでみるのもおすすめです。
パワーブリーズを購入したきっかけ
パワーブリーズを購入した、自身のきっかけについて話します。
自己ベスト更新の“起爆剤”
パワーブリーズは、(ランニングの)自己ベスト更新のための起爆剤として導入。
走り始めて数年も経つと、記録が頭打ちになる方も多いのでは?
自分もそんな悩みを抱えるランナーのひとりでした。
練習メニューを工夫してはいるものの、なかなか殻を破るきっかけが掴めずにいました。
なにか新たな刺激を得る必要を感じ、トレーニング方法や道具を調べていたところ、パワーブリーズを発見。
正直、少し値段が高いなぁ…… と買うのをためらいました。
しかし試してみたい好奇心が勝り、ネットでポチってみることに。
“スキマ時間”でトレーニングが可能
パワーブリーズを購入した理由に、スキマ時間でおこなえる点が挙げられます。
自身、サラリーマンとして働きながら、育児をこなす生活を送っています。
ランニングに当てる時間でさえ限られているのが現状です。
トレーニングを追加するのであれば、短時間で可能なものを選ぶ必要がありました。
パワーブリーズであれば、時間や場所を選ばず、1回5分で実施できることから最適と判断したわけです。
パワーブリーズの使い方
パワーブリーズの使い方を説明します。
セットの中身や、使用上の注意点についても解説していきます。
セットの中身
パワーブリーズのセット内容を紹介します。
- 本体
- マウスピース(写真では本体に装着済み)
- ノーズクリップ(人によっては息を吸い込みやすくなる)
- ポーチ(布製)
- 洗浄タブレット
- 取扱説明書
30呼吸×2回が目安
パワーブリーズは1日「30呼吸×2回」を目安に取り組みます。
手順は以下のとおりです。
①負荷を調整する(初心者は0目盛りからスタート)
②マウスピースを咥える(空気が漏れないように注意)
➂息を吐き、その後一気に吸い込む(ゆっくりだとうまく吸えない)
連続30呼吸が苦しい場合、あいだに休憩を挟んでもOKです。
十分に慣れたら、少しずつ負荷を上げていきましょう。
これを繰り返すことで、着実に呼吸筋が鍛えられます。
負荷を上げるペースに注意
パワーブリーズを使用する際の、注意点について話します。
30呼吸×2回をこなせたからと言って、すぐに負荷を上げる行動はNG。
理由としては、持てる能力ギリギリの負荷設定は、身体への負担が大きいからです。
自分の失敗例として、酸欠になり半日ほど気分が悪くなった経験があります。
早く成長したい気持ちは分かりますが、あえて1週間ほど同じ負荷のまま継続することが大事。
しっかり身体を順応させ、余裕のある状態でレベルアップをはかるのがおすすめです。
パワーブリーズで得た効果
パワーブリーズを使用して、実際に得た効果について説明していきます。
「自信」に繋がる
呼吸筋がスポーツに役立つデータは、パワーブリーズ公式サイトで確認できます。
その事実がある以上、パワーブリーズの使用は自己ベスト更新に大きな自信を与えてくれます。
パワーブリーズを使う際、負荷を数字(目盛り)で確認できるため、成長を可視化できるメリットも大きいです。
自信のない状態と、ある状態、メンタル的にどちらが好走に影響するかと言われれば、おそらく後者ではないでしょうか?
パワーブリーズによって筋力の強化はもちろん、自信が手に入るという精神面でのアドバンテージを得られました。
「フォーム改善」に役立つ
パワーブリーズを使用して感じた、もうひとつのメリットを紹介します。
それは、ランニングフォームの改善に役立つ点です。
パワーブリーズを使って呼吸をする場合、息を強く吸う必要があります。
その際、猫背などの乱れた姿勢のまま、実行に移すのはかなり困難。
つまり使用する過程で、必然「息を吸い込みやすい体勢(ポジション)」をとらざるを得ないわけです。
パワーブリーズを使用する感覚を、ランニングに応用することで呼吸がらくになる手応えを得ました。
効率的な呼吸をおこなう姿勢づくりにおいても、パワーブリーズが有効に思えます。
自身の経験上、ランニングでは「フォーム」がとても重要。
改善するにあたり「スタイルアスリート2」や「e3グリップ」といったアイテムもおすすめなので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
「記録」も伸びた
パワーブリーズの体験談において「実際に記録は伸びたのか?」が1番気になる部分のはずです。
結論から言うと、自分は使用から3ヶ月後、ランニングの記録更新に成功。
前提
- 1000mのタイムを参考
- インターバル走などのトレーニングも実施
- パワーブリーズの負荷を0から3目盛りまで向上させた
具体的には、頭打ちのタイムであった「3分30秒台」から、「3分20秒」まで短縮。
もちろんパワーブリーズでは脚力を鍛えられませんし、ほかのトレーニングと平行しておこなっての結果です。
この成果が
- 練習メニューのおかげか?
- パワーブリーズの恩恵なのか?
- あるいはその割合は?
を明確に判断するのは難しいです。
しかし伸び悩んでいた記録を更新できたことは事実。
自分としては、少なからずパワーブリーズにも効果があったように感じています。
メンテナンスは水洗い+洗浄剤を使用
パワーブリーズを使ったあとの、メンテナンス方法について述べていきます。
基本的には水洗いでOKです。
ですが直接口に咥えて使うため、衛生上よりキレイに保つ必要があります。
そのため週に1度、洗浄剤の使用が求められます。
ズボラな性格の自分には、このひと手間が地味にストレスでした。
とは言え、いずれ習慣化するので、そこまで問題視する必要はなさそうです。
付属の洗浄タブレットがなくなった場合、ネットで購入することができます。
(あるいは哺乳瓶を洗う商品でも代用可)
まとめ|記録に伸び悩むランナーにおすすめ
この記事では、呼吸を鍛えられるアイテム『パワーブリーズ』について解説。
ランニングのために使用したメリットは以下のとおりです。
- 呼吸筋が鍛えられる(目盛りで成長を確認可)
- 短時間でおこなえる(1日に30呼吸×2回でOK)
- 自信が手に入る(公式ページに効果を裏付けるデータが存在)
- フォームのヒントが得られた(呼吸しやすい姿勢づくりに便利)
ランニングの記録更新に役立ったため、買ってよかったと感じています。
結論
記録に伸び悩むランナーの方であれば、現状打破の切り札に『パワーブリーズ』をおすすめします。
もちろん記録を狙うことだけが、ランニングのすべてではありません。
しかし自己ベストを更新できると、正直めちゃくちゃ嬉しい気持ちになるのは確かです。
現在、記録が頭打ちになっているランナーの限界は、まだ先にあるのかも知れませんよ。
成長の喜びを味わうべく、ぜひパワーブリーズを使った「新たな挑戦」をしてみてはいかがでしょうか。