みなさんは、ランニングの楽しみ方に読書が含まれるのをご存知ですか。
と言っても実際に本は読みません。
耳で聴くオーディオブックと呼ばれるサービスを利用します。
このサービス、一言で読書好きなランナーに非常におすすめ。
ランと読書をセットでおこなうことで、以下のメリットが得られます。
- 時間を有効活用できる
- 飽きずに走れる
この記事では、実際に自分が利用する「Audible(オーディブル)」の魅力を紹介。
ランニングでの使用を前提としたランナー目線で詳しく解説します。
聴く読書に興味のある方は、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。
Audible(オーディブル)の概要
Audibleの概要についてサクッと説明します。
Amazonのサービス
Audibleを経営するのは米国の企業「Amazon(アマゾン)」。
Audibleは日本やアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、イタリア、カナダ、インドといった国々でサービスを展開中。
ビジネス書や文学作品、歴史、語学など、取り扱うジャンルの数は20種類以上。
Audible独自のコンテンツやポッドキャストも楽しめる、日本最大級の音声配信サービスです。
月額1,500円で聴き放題
Audibleでは月額1,500円で聴き放題が楽しめます。
聴き放題で取り扱われている作品数は12万点以上。
ポッドキャストも対象に含まれます。
本を月1〜2冊読むだけで元が取れそうです。
聴き放題以外の作品は、単品での購入も可能。
その際Audible会員であれば、非会員価格に比べ30%オフでお得にゲットできます。
きっかけはランと読書の両立のため
Audibleを利用し始めた自身のきっかけについて話します。
ランニングと読書が趣味の自分。
30代の年齢に入って以降、仕事と子育てに追われる日々のなかで自由時間が減少。
ランと本、どっちか我慢するしかないか…… と諦めかけていたとき、友人から耳を使うといいよ!とアドバイスをもらいました。
ほかの行動と一緒に耳で朗読を楽しんだり、勉強をおこなったりするながら聴きが流行っているのだとか。
走りながら読書が楽しめる、そんな新たな選択肢に興味をもったわけです。
時間の効率化に取り組みました。
Audibleを選ぶ理由
数あるオーディオブックのなかからAudibleを選ぶ理由について説明します。
12万点以上の豊富な作品数
オーディオブックを選ぶ際、なにを重視するかは人によって違います。
自分がこだわったのは作品数。
気になっていた作品がないから、別の本を探そう……
なんでもいいからとりあえず読むか……
そういった消極的な読書スタイルでは、十分な満足感が得られないと思ったからです。
Audibleの聴き放題に含まれる作品数は12万点以上。
品揃えの良さは業界トップクラス。
読書の質を重視してAudibleを選びました。
30日間の無料体験
ほかにも無料体験の存在も大きかったです。
初めてAudible会員になる方であれば、30日間聴き放題がタダで利用可能。
どのオーディオブックが得かを見極めるのは困難です。
値段以外に品揃えも含めて考えると、最適解は人それぞれ異なります。
であれば「無料期間」という分かりやすい物差しを使った場合に、メリットが得やすいAudibleを選択。
じっくり試せるのがありがたいですね。
ランニングで使用した感想
ランニングでAudibleを使用した感想を詳しく説明します。
(前提:Audibleはスマホで使用しています)
頭にスッと入るプロのナレーション
聴く読書が学びになるのか? と疑問に思う方は多いはず。
自分としては、本の内容がスッと頭のなかに入る手応えを実感。
その理由はハッキリしています、プロのナレーターのおかげです。
読み上げる声やテンポが聴きやすく、抑揚のついた話し方に心地良さを感じました。
声優さんはもちろん、人気の俳優陣の朗読が楽しめる点もポイント。
- 高橋一生
- 杏
- 大塚寧々
- 玉城ティナ
- 田中麗奈
- 柄本佑
- 堤真一
- 松坂桃李
好きな芸能人の朗読にはさらに集中できるイメージです。
再生速度をカスタマイズできる
Audibleには好みのペースで内容を理解できる仕組みが整えられています。
再生速度は0.5倍〜3.5倍まで0.05倍単位で微調整が可能。
- 少し気になった本を素早く消化したい
- 一度読んだ本をパパッと読み返したい
スピーディーなリスニングへの対応も抜群でした。
タイパ(時間対効果)を大事にする方も問題なく使えます。
操作がラクなカーモード付き
ランナーにとってオーディオブックの操作性は見逃せないポイントのひとつ。
具体的には操作画面のボタンの大きさが重要です。
- ボタンが小さいと押し間違えが増加
- 正しく操作するには減速する必要がある
快調なペースで走るランナーにとって、上記の行動がストレスに繋がることは明らか。
Audibleであればカーモードが備わっているため安心です。
- 再生&停止
- 巻き戻し
- ブックマーク(付箋の役割)
3つのボタンだけが画面にデカデカと表示されます。
操作ミスが減ってスムーズにランと読書が楽しめますよ。
ブックマーク&メモ機能が便利
読書をおこなう際、読み返したい部分に付箋(ふせん)を貼ることも多いのでは?
Audibleでもブックマーク機能を使って同じことができます。
気になった箇所でブックマークボタンをタップするだけでOK。
チェックしたポイントはあとから自由に聴き直せます。
Audibleであれば同時にメモが残せるため、付箋の役割をより忠実に再現できるでしょう。
結論、ランニングしながらの読書でもしっかりインプットが可能。
その際、Audibleの使い勝手のよさを強く実感しました。
使用上の注意点
ランニングでAudible(オーディブル)を使用する際の注意点について説明します。
ジョグやLSDで使用すべし
AudibleはジョグまたはLSD(長時間ゆっくり走るトレーニング)と組み合わせて使用しましょう。
というのもさすがに速いペースのランニングでは、本の内容が頭に入ってこないからです。
- スローペースで走る場合=Audibleを聴く
- ハイペースで走る場合=音楽を聴く
走る内容に合わせて利用するサービスを使い分けるのがおすすめです。
安全確保に骨伝導イヤホンを用意しよう
ランニングでAudibleを楽しむ場合に、用意しておきたいのが骨伝導イヤホン。
耳を塞がない状態をつくり出せるマストアイテムです。
ランニング中、いわゆるふつうのイヤホンを使って本の世界に夢中になっていたとします。
その場合、周囲の音が聞こえるでしょうか?
自転車や車の接近に気づかず、大きな交通事故に繋がる恐れも……。
安全にランニングをおこなうには骨伝導イヤホンの存在が欠かせません。
おすすめイヤホンの具体例を載せておきます。
ランナーに役立つ機能が満載のモデルなので、ぜひチェックしてみてください。
「走ることについて語るときに僕の語ること」は必見
Audibleを使用するにあたり、どの本を聴こうか? と迷うことがあるかも知れません。
そこでランナーにおすすめな一冊を紹介。
ズバリ、「走ることについて語るときに僕の語ること」(村上春樹 著)を推薦します。
- 初心者ランナーにとっては学びになる
- 熟練ランナーであれば共感が楽しめる
全ランナーにおすすめできる作品です。
自身この本の大ファンであり、紙の書籍ももっています。
Audibleでのみ楽しめる「大沢たかお」さんのナレーションに対するカスタマーレビューは5.0つ星のうち4.8と高く、ストーリーに関しても4.7と高評価。(2024年2月2日時点)
かなりおすすめなのでぜひ読んでみてくださいね。
Audibleのデメリット!?は単品購入の値段
Audible(オーディブル)を使用して感じたデメリット!? についても説明します。
Audibleには読み放題「対象外」のコンテンツも存在。
そういった作品に関しては単品で購入することが可能です。
しかしその単品価格がなかなか高価。
たとえば通常1,500円前後で売られている書籍が、Audibleでは3,000円ほどの価格で販売されています。
Audible会員に与えられる単品購入30%引きの特典をもってしても、購入のハードルは実際高いわけです。
とは言え、メリットがないわけでもないのであえて「デメリット!?」と表現しました。
たとえば自宅に買ったまま放置している本はありませんか?
安く買えても、本は読まなければ意味がありません。
オーディオブックを選択することで、本と読書時間をセットで手に入れられる。
そう思えばあながち損な選択とも言い切れないわけです。
人によっては得にもなる、というわけですね。
audiobook.jpとの比較
オーディオブックを選ぶ際、「audiobook.jp」との違いが気になった方もいるのでは?
audiobook.jpとは、日本最大級の老舗オーディオブックサービスです。
実際に両サービスを利用したことのある経験をもとに、比較表を作成しました。
(メリットに感じる部分にはマーカーを引いています)
- 料金プラン
Audible | audiobook.jp | |
聴き放題の料金 | 月額1,500円 | 月額プラン1,330円 |
ー | 年割プラン9,990円(月額833円) | |
聴き放題の対象作品 | 12万冊以上 | 1.5万冊以上 |
無料期間(初回のみ) | 30日間 | 14日間(聴き放題の場合) |
単品価格(紙書籍と比べ) | 少し高い | ほぼ同じ |
その他プラン | ー | 【チケットプラン】 1枚|1,500円 2枚|2,900円 ・1枚につき作品1点と交換可能 (一部対象外あり) ・毎月500円相当のポイント付与 ・シークレットセールあり |
ー | 【月額会員プラン】 1,100円→1,220P(120P付与) 2,200円→2,450P(250P付与) 5,500円→6,500P(1,000P付与) 11,000円→13,450P(2,450P付与) 22,000円→28,000P(6,000P付与) 33,000円→42,000P(9,000P付与) ・単品購入する場合コスパが良い ・柔軟性の高いプラン |
- 機能
Audible | audiobook.jp | |
再生速度 (調整単位) | 0.5〜3.5倍(0.05倍) | 0.5〜4倍(0.1倍) |
早送り&巻き戻し | 前後30秒 | 前後10秒 |
カーモード | ○ | ◯ |
ブックマーク | ○(メモ機能有り) | ○(メモ機能なし) |
ダウンロード再生 (オフライン再生可) | ○ | ○ |
ストリーミング再生 | ○ | ◯ |
バックグラウンド再生 (=別の操作時にも使える) | ○ | ○ |
サンプル再生 | ○ | ○ |
スリープタイマー (自動停止) | ○ | ○ |
多読派はAudible、ビギナーはaudiobook.jpがおすすめ
オーディオブックを比較検討する際、どのサービスが得かを決めるのは難しいです。
しかしあえて自分の意見を言うなら、Audibleをおすすめします。
この記事の読者さんのなかには読書好きな方が少なくないはず。
1ヶ月間に読む冊数が多いと予想。
その場合、読みたい本がいかに聴き放題に含まれているかが節約のカギを握ります。
聴き放題作品が充実するAudibleが高コスパです。
反対に月1〜2冊の読書量であれば、聴き放題の品揃えに深くこだわる必要はありません。
むしろ安価な値段でサービスが楽しめる、「audiobook.jp」を選ぶほうがムダの少ない選択だと言えるでしょう。
まとめると、
- 読書が趣味の方はAudible
- 読書に挑戦したい方はaudiobook.jp
上記の判断をそれぞれおすすめします。
両サービスには無料期間が設けられています。
「百聞は一見にしかず」のマインドでまずは気軽に試してみてくださいね。
まとめ
この記事では、ランニングで読書(朗読)が楽しめるAudible(オーディブル)の魅力についてレビューしてきました。
- 時間の節約(ランと読書が同時に楽しめる)
- 飽きずに走れる(楽しみ方のレパートリーが増える)
- 読み放題作品が豊富(12万以上)
- カーモードが便利(シンプル操作でランニングが快適)
- メモ機能付きブックマークの存在(付箋に近い感覚で使える)
- 無料お試し期間が長い(30日間ゆっくり試せる)
読書好きなランナーであれば、Audibleを活用することで多くのメリットが得られます。
これを機に、聴く読書という新感覚をぜひ実際に体験してみてください。
ランニングと読書を組み合わせて、貴重な自分時間を最大限に楽しんでいきましょう!
PS.
2024年2月29日まで、Audibleは2ヶ月間の無料キャンペーンを実施中。
このチャンスをぜひフル活用しちゃいましょう。