「履いているランニングシューズ、少し古くなった気がする……」
と感じているそこのあなた!
- ランニングシューズっていつまで履けるの?
- 替え時の判断基準が分からない…
このようにシューズ交換に対し、頭を悩ませてはいませんか?
この記事では、ランニングシューズの
- 寿命の目安
- 替え時を示す3つのサイン
について解説。
そのほか自らの経験(ラン歴10年)を活かし、シューズを「長持ちさせる方法」についても5つ紹介します。
- ランニングシューズを新調するタイミングで迷っている
- 買い替えた際、なるべく長くシューズを履きたい
というランナーは、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。
ランニングシューズの寿命
ランニングシューズの寿命の目安を、2つ説明します。
距離は500〜800kmが目安
ランニングシューズの寿命は、走った「距離」でおおよその判断がつきます。
一般的に500〜800kmが交換の目安とされています。
専門家は一般的に500~800キロで新しいランニングシューズに交換するようアドバイスしており、 目安としてはかなり幅のあるものとなっている。
ランニングシューズの寿命.Nike 日本|どれくらいの距離を走ったらランニングシューズを交換すべきか?
距離に幅があるのは、走り方や路面の状況、扱い方によってシューズへのダメージが異なるからです。
あくまでひとつの参考値と言えます。
とは言え、上記の距離をこなしたシューズであれば、交換時期が近いことは確かです。
このあと紹介する「3つのサイン」に該当するかチェックしておきましょう。
3〜4年経ったシューズに注意
ランニングシューズは、経過した「年数」によって寿命を迎えることがあります。
アシックス公式サイトでは、3〜4年がシューズの替え時と紹介されています。
購入から何年も経っていたら、ぜひ買い替えを。履いた回数・距離に関わらず、未使用でも3~4年経てばシューズの素材は劣化するものです。ソールが剥がれることもあります。
ASICS|そのシューズ、まだ履ける?ランニングシューズの寿命と買い替え期
自身、シューズに加水分解が起こり、ソールが剥がれるアクシデントを実際に経験しました。
「だいぶ前に買ったけど、距離を走ってないからまだ履けるはず……」
そんなシューズがあった場合、経年劣化に警戒しましょう。
また安さが魅力である、「型落ちモデル」の購入時にも注意が必要です。
値段に気を取られ、過度に古いシューズを選ぶのはNG。
旧モデルを購入する際は、2年以内に発売されたシューズを選んでおくと安心です。
替え時を示す3つのサイン
ランニングシューズの替え時を示す、3つのサインについて説明します。
以下のケースに当てはまる場合、なるべく早めのシューズ交換をおすすめします。
アウトソールの摩耗
ランニングシューズの交換を示すサインに、「アウトソールの摩耗」が挙げられます。
ソールとは靴底のことです。
- インソール(シューズ内側のパーツ)
- アウトソール(地面に接するパーツ)
- ミッドソール(上記の間に入るパーツ)
3つの層で構成されています。
アウトソールの溝がなくなったり、ミッドソールが見えだしたりしたら要注意です。
- スリップしやすくなる
- 着地のバランスが崩れる(摩耗によるソール形状の変化が理由)
といった問題が発生し、ケガのリスクが高まります。
シューズのアウトソールがすり減っていないか、必ずチェックしておきましょう。
ミッドソールのシワ
シューズ交換のサインは、ミッドソールにも表れます。
具体的には「シワ」ができてないかを確認しましょう。
ミッドソールは、シューズのクッション性を保つ重要なパーツです。
シワが多い場合、機能の劣化が考えられます。
そのまま放って置くと、着地の衝撃を吸収できず、足の故障に繋がることも……
見逃しやすい部分ですが、ミッドソールのシワの有無も、確実にチェックしておきましょう。
アッパーの破れ(剥がれ)
「アッパーの破れ」(または剥がれ)も、シューズ交換を告げるサインと言えます。
アッパーには、足のブレを抑えるする役目が存在。
破れたり、剥がれたりしてしまった部分に関しては、十分な安定性を得られません。
また穴が空いた部分から、小さなゴミや石ころが侵入し、ランニングの妨げになることも考えられます。
アッパー部分に破損が生じた場合、無理せずシューズ交換をおこなっておくと安心です。
長持ちさせる5つの方法
ランニングシューズの寿命を伸ばす、5つのテクニックを紹介していきます。
2足でローテを組む
ランニングシューズを使用するときは、2足以上で「ローテーション」を組むのがおすすめです。
必要なブランクよりも頻繁に走っている人は、シューズのローテーションを組んでみよう。もう1足を買うのは先行投資になるが、ローテーションを組みことでシューズは長期間にわたってベストの状態を保てる。使いすぎによる早期の劣化を防ぐこともできるのだ。
ランニングシューズを長持ちさせる12の方法.Nike 日本| 6. シューズを休ませ、ローテーションを組む
とは言え、「わざわざ2足用意するのも大げさな気がする……」
そう思われた方はいませんか?
シューズを複数用意することには、ほかにもメリットが存在します。
- ケガ防止
- トレーニング効率UP
- レースに役立つ
「シューズを使い分けるメリット」に関する、詳細記事も用意しています。
興味のある方はぜひ覗いてみてください。
メンテナンスをする
ランニングシューズを長持ちさせるには、「メンテナンス」が欠かせません。
メンテナンスと聞いて、
- 面倒くさそう……
- 大変そう……
と思われた方も多いのでは?
ですが安心してください。
- シューズの汚れを落とす
- ソールに挟まった石を取り除く
といった簡単な行動で、シューズの負担を減らせます。
小さな心配りが、長期的にシューズの寿命UPに貢献します。
保管方法に気をつける
シューズの寿命を伸ばすには、「保管方法」に気をつけると良いでしょう。
シューズは湿気や熱が苦手です。
雨で濡れた場合、
- シューズのなかに新聞紙を入れる
- 直射日光を避け、風通しの良い日陰で干す
といった工夫で、シューズへのダメージを軽減できます。
また湿気の除去には、「除湿グッズ」の利用も効果的です。
使用することで、シューズをよりベストな状態に保てます。
手軽に実践できる方法なので、ぜひ取り入れてみてください。
グラウンドを走る
自身の経験上、ランニングシューズを交換する理由の多くは、ソールの摩耗にあると考えます。
つまりシューズを長持ちさせるには、いかにソールの減りを防げるかが重要なわけです。
そこでおすすめな方法が、「グラウンドを走る」テクニック。
土や芝、タータンといった柔らかなコースを走ることで、(アスファルトに比べ)ソールの減少を抑えられます。
また地面がソフトだと、着地のダメージが少ないメリットも得られます。
「シューズ」と「足」、同時に保護できる一石二鳥のテクニックです。
フォームを見直す
ソールの摩耗に対し、「ランニングフォーム」が与える影響も大きいです。
- スムーズな重心移動ができていない
ブレーキの効いた走りになり、ソールの摩擦が強まる
- フォームの左右差が大きい
シューズが偏って消耗、(均等に走れた場合に比べ)交換のタイミングが早まる
ランニングフォームを見直し、上記の問題を解決することで、シューズの寿命を伸ばせるはずです。
そのほかフォーム改善には、
- ケガ予防
- パフォーマンス向上
といったメリットも含まれます。
ランニングをおこなう際、フォームを意識して取り組むと良いでしょう。
改善には「e3グリップ」や「スタイルアスリート2」などのグッズが役に立ちます。
詳しく解説した記事も用意しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
この記事では、ランニングシューズの寿命や替え時の3つのサイン、長持ちさせる方法について解説してきました。
- 距離:500km〜800km
- 年数:3年〜4年
- アウトソールの摩耗
- ミッドソールのシワ
- アッパーの破れ(剥がれ)
今履いているシューズが「寿命」、「3つのサイン」に該当する場合は要注意。
ケガなどの問題を防ぐために、早めの交換を意識しましょう。
- 2足でローテを組む
- メンテナンスをする
- 保管方法に気をつける(除湿グッズがおすすめ)
- グラウンドを走る
- フォームを見直す(e3グリップとスタイルアスリート2が便利)
交換した際、シューズを長く履くには上記の方法が有効です。
ぜひ試してみてください。
適切なタイミングでシューズ交換をおこない、快適にランニングを楽しんでいきましょう!
PS.
ランニングシューズの寿命は、そもそも製品によっても異なります。
ランイズムでは、耐久力に優れた「定番モデル」に関する記事も用意しています。
「次はどのシューズに買い替えようか?」
と迷われている方は、よければ参考にしてみてください。