みなさんのなかに、
「ランニング用サングラスの選び方が分からない……」
と悩んでいる方はいませんか?
選ぶ際にはレンズの色や機能、フレームの形など、さまざまな箇所をチェックする必要があります。
初めて購入する方にとって、自分に合うモデルを見つける作業は、なかなかハードルが高いですよね。
自身ラン歴10年の市民ランナーです。
これまで多くのサングラスを使用してきた経験を活かし、選び方を7つの手順にまとめました。
- UV400のレンズを選ぶべし
- グレー・ブルー・イエロー系のレンズカラーを選択
- 可視光線透過率は10%台〜30%が使いやすい
- 調光・偏光・ミラーから好きな機能をチョイス
- 軽量なフレームを選ぼう
- 耐久性にはあえてこだわらなくてOK
- 湾曲型がフィット感UPにおすすめ
前半の1〜4でレンズの選び方を。
後半の5〜7でフレーム選びについて説明します。
上記の流れをたどれば、初心者の方でも迷わずサングラスが選べるはずです。
また記事の後半では、ビギナー向けのおすすめモデルを2つ紹介。
サングラス選びにお困りの方は、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。
前提|サングラスが必要な4つの理由
サングラスの必要性について、サクッと振り返っておきます。
選び方にも関わる大事なポイントなので、一緒に確認しましょう。
1:紫外線をブロックできる
サングラスの使用によって、目に入る紫外線をブロックできます。
紫外線によって引き起こされる、目の病気は以下のとおりです。
屋外で長時間おこなう機会の多いランニング。
その分、紫外線にさらされるリスクも高まります。
眼病予防には、サングラスの活用がベターと言えるでしょう。
ランニングを習慣にする場合、なおさら用意していたほうが安心ですね。
目に紫外線を浴びると、身体のなかにメラニンが生成されます。
日焼けを避けたい方にとってもサングラスの利用がおすすめです。
2:眩しさによるデメリット回避
サングラスによって、ランニング中の眩しさを抑えられます。
眩しさが原因によるデメリットは以下のとおりです。
- ストレスになる(疲労に繋がる)
- フォームが崩れる(視線を真っ直ぐに保てない)
- 転倒リスクの上昇(地面の凹凸を見逃す)
サングラスを掛けることで、上記の問題をすべて解決できますよ。
3:ゴミや埃、虫の侵入から目を守る
サングラスが防いでくれるのは、紫外線の侵入だけではありません。
ゴミや埃、飛び石からも目をしっかりガード。
とくに風の強い日のランで重宝します。
また郊外に住むランナーにはこんなメリットも存在。
田んぼや畑、森の近くを走っているときに、顔に虫がぶつかってくるパターンはあるあるです。
目に対する、虫の侵入を防ぐのにも役立ちますよ。
4:集中力がUPする
サングラスの利用は、ランニングの集中力UPにも貢献。
目線や目元を隠せるため、周囲を気にせずランに没頭できます。
マラソンや駅伝のレースにおいて、相手に自分の疲労を読ませないアドバンテージが得られます。
今後、大会への参加を予定しているランナーは、用意しておくと便利です。
これだけ多くのメリットが得られるサングラス。
安全、快適に走るために、ぜひ手に入れておきたいアイテムだと明言できます。
選び方の7つの手順
ランニング用サングラスの選び方について、7つの手順で解説します。
1:UV400のレンズを選ぶべし
手順1では、紫外線対策に必要なスペックについて説明します。
先に結論を伝えると、UV400のレンズを選ぶのが正解。
UV400とは、紫外線カット率99%以上のレンズを指します。
紫外線をほとんど通さないため安心して使えます。
UV400のレンズは、高価なサングラスにのみ備わる性能ではありません。
5千円以下の価格帯でも、採用しているモデルはたくさん存在します。
まずはUV400のレンズを選ぶところからスタートしましょう。
2:グレー・ブルー・イエロー系のレンズカラーを選択
サングラスのレンズカラーの種類は豊富です。
ランニング用を選ぶなら、グレー・ブルー・イエローといった色の系統がおすすめ。
各カラーのメリットを紹介します。
【グレー系】
- 裸眼のような自然な見え方が可能(色調の変化が少ない)
- サングラスを使い慣れていない方でも扱いやすい
【ブルー系】
- 視界のコントラストを下げられる
- 涼しげな雰囲気を感じられる(夏に最適)
【イエロー系】
- 景色が明るく見える
- 曇りや雨の天気でも使いやすい
自分が使用する場面をイメージし、それに合う色を選択しましょう。
3:可視光線透過率は10%台〜30%が使いやすい
次にレンズの可視光線透過率を決めます。
いきなり難しい言葉が現れましたが、安心してください。
可視光線透過率をカンタンに訳すと、「光(明るさ)を通す割合」のことです。
0%に近づくほど暗く見え、反対に100%なら裸眼のときと同じ見え方になります。
可視光線透過率は、10%台〜30%程度のレンズを選ぶのがおすすめ。
その範囲であれば晴れと曇り、どちらの天気でも使えて便利です。
ラン用サングラス『goodr(グダー)』を例に自身の体験を話します。
写真の奥側「Mick and Keith’s Midnight Ramble」の可視光線透過率は9.4%。
一方、手前側にある「Vincent’s Absinthe Night Terrors」の割合は12.7%となっています。
上記のモデルを比べたとき、後者を使う頻度が多かったです。
万能性を重視するなら、可視光線透過率10%台〜30%のレンズを選ぶといいでしょう。
4:調光・偏光・ミラーから好きな機能をチョイス
レンズによっては調光や偏光、ミラーなどの機能が備わるものもあります。
それぞれの特徴を見ていきます。
【調光レンズ※】
紫外線の量によって、レンズの色が変化する
〜メリット〜
- どんな天候にも合わせられる
- 屋内ではクリアレンズとしても使用可
※注意点 色の自由なコントロールはできません
- 目元を隠していたつもりが、クリアレンズになっていた……
- クリアレンズとして使っていたら、色付きに変化していた……
そのようなパターンには気をつけましょう
【偏光レンズ】
乱反射した光をカットする機能
〜メリット〜
- 道路や水面、建物に反射した光の眩しさを防ぐ
- キャンプや釣り、車の運転でも活躍
【ミラーレンズ】
レンズ表面を鏡のように反射させる加工
〜メリット〜
- 日差しの眩しさを強く抑えられる
- 外からレンズが透けて見えない
- ファッションアイテムとしても使いやすい
これらのレンズ機能は、組み合わせることも可能。
自分の選び方を紹介します。
- 晴れた日を選んで走る機会が多い
- 車を運転して、練習場所に向かうことがある
- 人目を気にせずランを楽しみたい
以上の理由から「偏光レンズ×ミラーレンズ」の機能を選ぶケースが多いです。
自身のランや生活のスタイルに合わせて、必要なレンズ機能をチョイスしましょう。
5:軽量なフレームを選ぼう
レンズを決めたら、次はフレーム選びに移ります。
まずは本体の軽さをチェックします。
推奨するのは、重量30g以下のモデルです。
経験上そのぐらい軽ければ、重さを気にせず走りに集中できます。
あとで紹介する『エルバランスアイズ』と『goodr(グダー)』。
どちらも軽量なモデルが豊富に揃うため、安心して選べます。
重さ30g以下の、軽量フレームを選択してみましょう。
6:耐久性にはあえてこだわらなくてOK
次に、フレームの耐久性の選び方を説明します。
結論、初めてサングラスを購入する方であれば、あえて強度にこだわる必要はありません。
というのも、耐衝撃性に優れたフレームほど高価です。
1本、数万円するモデルも珍しくありません。
サングラスを使用するなかで、自分なりの改善点が見つかる可能性は大いに考えられます。
あとから「別の製品を選べばよかったかも……」と後悔しないために、まずは安価なモデルで経験を得ましょう。
試して問題がなければ、使い続けるもよし。
もし気になる部分を見つけたら、今後のサングラス選びに活かせばOKです。
あえて耐久性にはこだわらず、安価なサングラスから試してみましょう。
7:湾曲型がフィット感UPにおすすめ
フレーム選びでは、形も重要です。
端的に言うと、湾曲したタイプのフレームがおすすめ。
頭を包み込むような形状のため、ランニングの着地によるズレやブレを軽減できます。
フィット感を重視する方は、ぜひ湾曲型に注目して選んでみてください。
初心者必見!おすすめサングラス2選
ここまでサングラスの選び方について解説してきました。
ですがいざ選ぶ際、「どのメーカーから探せばいいの?」といった新たな悩みが生まれる方も多いはず。
そこで実際に自分が使用したなかから、とくにおすすめに感じたブランドを2つ紹介します。
ラン専用にはエルバランスアイズがおすすめ
1つ目に紹介するのが、『エルバランスアイズ』。
ランに必要な機能を満たしつつ、5千円以内の価格でゲットできます。(2023年1月時点)
エルバランスアイズとの出会いはマラソン大会の物販でした。
試着したときのフィット感の良さと、値段の安さから思わず衝動買い。
軽量で扱いやすく、以後リピート買いして複数のモデルを使用しました。
まわりのランナーにも愛用者が多く、「ラン用サングラスはエルバランスで十分!」そんな称賛の声をよく耳にします。
エントリーモデルとしては十分なスペックが備わります。
ラン用サングラスを初めて買われる方は、ぜひ選んでみてください。
遊びと兼用で使うならgoodrで決まり
ランナーのなかには、いろいろなシーンでサングラスを使用したい、と考えている方も多いのでは?
ラン以外に、登山やキャンプなどのアクティビティ、遊びにも使いやすいモデルを選ぶなら『goodr(グダー)』で決まりです。
goodrのサングラスは豊富なカラーバリエーションと、オシャレなフレームデザインが魅力。
もちろんUV400や偏光、ミラーレンズといった、走りに必要な機能が備わるモデルが多数揃います。
goodrのサングラスは1万円以内で購入が可能。(2023年1月時点)
エルバランスアイズより高価な印象ですが、汎用性の高さを考慮すれば、コスパのよさはそれ以上かもしれません。
多用途で使えるサングラスを求める方は、ぜひgoodrの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
goodrのメリットやデメリット、選び方のコツをまとめた記事を用意しています。
goodrについてより詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
この記事では、ランニング用サングラスの選び方を7つの手順で解説してきました。
- UV400(紫外線カット率99%以上)を選ぶべし
- グレー・ブルー・イエロー系のレンズカラーを選択
- 可視光線透過率は10%台〜30%程度がおすすめ
- 調光、偏光、ミラーの必要な機能を取り入れよう
- 30g以下の軽量フレームを推奨
- 耐久性にはあえてこだわらなくてOK
- 湾曲型がフィット感UPにおすすめ
- エルバランスアイズ(ラン専用にイチオシ)
- goodr(多目的に使いたい方にぴったり)
「サングラスが必要な理由」で述べたとおり、ランナーがサングラスを手に入れるメリットは大きいです。
紹介した手順を参考に、ぜひサングラス選びにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
お気に入りの1本をゲットして、ランニングをより安全、快適に楽しんでいきましょう!
PS.
当サイト「ランイズム」では、ランニング初心者の方をサポートするためのさまざまな情報を発信しています。
ランに役立つアイテムや、楽しく走るための方法、マラソン大会を完走するためのノウハウを紹介していますので、またいつでもランイズムに遊びに来てくださいね。